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映画を観てきましたよ

Posted on: 2006年11月13日

 邦題「Ecole」、原題は「Innocence」。ルシール・アザリロヴィック監督。ゴスロリ関連から偶々情報を得て、先日観て参りました。感想を率直に述べれば、すごかったです。色んな意味で凄かったです。でもそれを言葉で表現するのは些か難しかったりします。幼少の記憶や抑圧、耽美と羞恥の淵、理解の至らない抑制、純粋な魂、そして幾つもの不条理。そんなものを、ロジック抜きで語るのは、いくら私が言葉巧みであったとしても、ちょっと難しいです。難しいのですけど、言葉にしてみますか。
 
 
ホーホーと森に響く梟の声とジリジリ唸る電球のノイズ
レコードはプロコフィエフの「ロマンス」
古びた木造の校舎と寮にいるのは
純真無垢な少女達
棺が運ばれ中の少女は目が覚めた
 
高い塀に囲まれ外の世界と隔離され
そこから出たい欲求と未知なる世界への恐怖と板ばさみ
理解できない理由で束縛され
理解できない理由で別れが訪れる
ただあるのは
一握の夢と絶望のみか
 
純粋無垢な少女達にも時間は容赦しない
いずれ羽ばたく時が来る
内なる世界に居られる時間も僅かとなれば
そこから飛び出すことも恐怖となろう
 
客席で眺めるそんな世界に
自分自身が葬り去った過去を見せ付けられる
幼少の記憶は甘く楽しく
そして残酷だった
理解できない大人の論理は抑圧と規制に変えられ
しかしその中で暖かく育てられた
一見不条理だった規則や離別も
広い世界に立つ今の自分なら何でもない
それが不条理だと思えたのは
 
 
心が純粋だったから
 
 
 
今の自分の立つ世界は
あまりにも汚れすぎている
汚れていても生きていかねばならないから
臭いものには蓋をする
蓋をしていたのは臭いものだけでなく
そんな純な心もまた
蓋をしていた
 
幼い日々の思い出と共に
言葉にならない抑圧や不条理に翻弄され
しかし甘く楽しく
切ない
そんな幼い日々の純粋な心を
ほんの少し思い出した
 
 
 
 
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 岐神葵のぼうけんのしょ。

 岐神葵のブログらしいです。
「事実は小説より希なり」
 架空の人物の閉じた世界のありえない話なんかより、何百倍も面白いリアル体験。そんな人生を目標に、意味不明な挑戦と挫折を繰り返しています。

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  • 身体が第一なので、色々無理ないように出来る範囲で何かしら頑張りたいなって思ってます(*ノдノ)まずは体調戻さないとだ…。 1 week ago
  • 12月は新刊の宣伝頑張りたいので、宜しくお願いしますー。本文サンプルもあげたいし(;´▽`A`` 1 week ago

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