KunadonicLiveSpaceSystem

原子力発電についてですよ

Posted on: 2007年3月27日

 原子力発電に於ける各種の不祥事が話題になっています。印象としては、でるべくしてでたもの、という気がします。
 
 そもそも軽水炉の原子力発電ですから、チェルノブイリのような暴走事故の発生という点でも有利ですし、構造的にも大事故にはなりにくい作りです。この件の最大の問題は、隠蔽体質と、事故そのものに過敏に反応する部外者とそうした習性自体が問題なのでは?? と思ったりしました。
 
 エネルギー利用には、どのような形でも危険がつきものです。石炭も炭鉱での事故がありますし、ダムだって有事に破壊されないとは限りません。燃焼を必要とする発電には地球温暖化問題があります。都合よく便利に、一切の問題もなく利用できるなんてものはありません。少なからず、何らかの問題は発生します。そうしたリスクを最小限にするのが、人間の英知というものです。しかしそれには、正しい知識が必要です。
 
 東海村で発生した臨界事故の記憶もまだ新しいですが、あれなどはまさに「知識の欠落」が最大の原因でした。何故発生したのか?というプロセスを検証すれば、それが所詮人間の所業であること、起こるべくして起こったものという認識をさせられます。つまりは、事故を起こすのも、防ぐのも、たかが人間なのです。
 
 事故は、何であっても必ず発生します。人間が関わっている以上、避けられません。しかし、被害を想定して、あらかじめ最小限にとどめることは、不可能ではありません。車が街を走っている限り、必ず事故は発生します。でも、被害を少なくしようという努力は決して無駄ではありませんし、それこそリクスマネージメントというものです。飛行機の前輪が出なくても、冷静に正しく対応すれば、怪我人もなく着陸する事は出来ます。
 
 臨界事故は、必ず起こります。起こるものだという認識なら、その発表を躊躇する事もないでしょう。もちろん、なるべく発生しないようにする事は重要ですが、重要なのは、発生しても被害が最小限~皆無であるなら、それは「防げたもの」に限りなく近いということです。人間が管理する以上、いつかは必ず事故が発生します。しかし、想定されたものなら、あらかじめ策を講じる事ができます。それこそ、危機管理のはずです。
 
 人間が今以上の生活を望むなら、原子力以外の発電システムはありません。避けて通れません。同時に、事故も避けて通れないなら、被害を最小限にする方法を考えるべきです。核融合が実現するなら、それがベストですけどね。
 現在の軽水炉の原子炉であれば、自己制御性と合わせて何重もの防御が講じられています。チェルノブイリと同次元で語ることはできません。チェルノブイリは、核兵器製造目的も兼ねた、極めて危険な発電所だったのですから。
広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

KunadonicLiveSpaceSystem

 岐神葵のぼうけんのしょ。

 岐神葵のブログらしいです。
「事実は小説より希なり」
 架空の人物の閉じた世界のありえない話なんかより、何百倍も面白いリアル体験。そんな人生を目標に、意味不明な挑戦と挫折を繰り返しています。

2007年3月
« 2月   4月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

アーカイブ

涼規じゅん

  • RT @okome_dbs: 阪俺お品書きできました~。新刊をとても早く作ってしまったのでグッズも作ってみました。実用重視でバッグとメガネ拭きです、自分用の延長です。 しこ(やなうるぴ)様の委託品もあります。お隣は菜々様なので遊アキのようです♥ https://t.co/9cA… 2 days ago
  • RT @hanatsumi: 早くも続編のリリースが待ち遠しすぎるゆるゆる劇場。実は大昔別名義で同人誌まで出してたりして。結構な数余ってるので新たにハマった人に配って歩きたいところだけど、この本劇場版ネタだから劇場版がリリースされないと配れないな。あー劇場版がリリースされないと… 4 days ago

RSS カギの救急車Facebookページ

  • エラーが発生しました。フィードがダウンしているようです。あとでもう一度やり直してみてください。
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。