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リスポートに慣れて思うことですよ

Posted on: 2008年5月12日

 リスポート、すばらしいです。と、恐らく本当の価値は色んな技を覚えないと見えない気がします。まだまだ奥が深い。
 ここであえて、ヨコヤマNFAと比較。値段も推奨クラスも歴然としてますけどね。
 NFAは一昔前の貸し靴と似ています。ハードブーツでパッドは薄く、タンも薄めでずれやすいです。靴底は樹脂製ですが、しっかりしています。エッジは一般向けのもので、ZAIRASと書かれています。販売店では初心者~初級者向けとありました。最初は???でした。上級者向けが扱いづらいだろう事は予測できましたが、具体的に思いつきませんでした。とりあえず手ごろな値段だし、このNFAを選びましたが……。初心者向けの意味が、ここに来てわかってきました。
 
 はっきり言って、耐久性に難ありです。レジャー用とは違うしっかりした作りは安心感もありましたが、使い込むうちに馴染んできます。馴染みが進むと、皮がどんどん柔らかくなってきます。これは自分の足の動きに合わせた、必要にして充分な柔軟性なら、扱いやすい物となります。残念ながら、ハードに使えば使うほど、柔軟性が過度に進行します。どんどんヘナヘナになって行くのです。
 
 ハードブーツといいながら、しっかりした部分はかかとだけです。かかとからアキレス腱の部分に、心材が入っているようです。この部分は絶対に柔らかくなりません。逆に、甲の脇に斜めにしわが入ってきます。かかとを動かす動作がつけるしわです。このしわが最初のうちは重要なのですけど、段々とレースの締め付けに影響してきます。特に酷いのはタンのズレ。薄めのタンで、滑走中にアウトエッジ側にどんどんずれ込みます。ずれると足首のフィーリングにも大きく影響し、レースが直接足を締め付けます。足首を持ち上げやすい作りになっていませんので、バックからのターン(かかと荷重)が困難です。
 
 悪い点も多いのですが、良い点もあったりします。皮が薄い事で、自分が必要とする足にあった柔軟性がつきやすく、馴染んでくるとまるで自分の足のように、自由度が高いです。かかとの納まり方がダイレクトで、かかとを使ったけりを覚えやすいです。これはバックの後方乗り込みにも大きく影響すると思います。芯がしっかりしているので、フラットに乗りやすいです。今のRF3と比べて、このダイレクト感が強い為、エッジワークはある意味NFAのほうがやりやすいかも知れません。チェンジエッジはRF3に軍配を上げますけど、コンパルソリならNFAのほうが有利な要素もあると思います。フラットに乗れるかどうかは、片足滑走を覚える入口としては重要です。ソールがしっかりしていて、靴底の状態を足の裏で把握しやすいのは、間違いなくNFAです。RF3はジャンプの耐久性を高め、フィット感を向上させるための数々の工夫があり、これがむしろ足裏感覚を殺いでいます。エッジに乗っているという、NFAのダイレクト感が、RF3には薄いのです。
 
 ここまでの練習で、確かにNFAはプレーンスケーティングを覚える上で必要な要素が、しっかり備わっています。ブーツの痛みとか血豆やタコなどは、成るべくして成ったものです。既に要求を満たし、NFAの限度を超えるスケーティングをしていたという事です。フォアのストロークからバッククロス、ワンフット、ターンまでは、とにかくエッジワークが命です。この段階でNFAで存分に練習できた事は、むしろ望ましかったと考えています。その時にRF3を履いていたなら、どこまでそれらが覚えられたかどうか……。仮に出来たとしても、時間がかなりかかるか、荒削りになっていた気がしてなりません。
 
 NFAの思い出としては、ひょうたん特にバックのひょうたんがとてもやりやすかったです。かかとの低さと、エッジに乗るダイレクト感は、今考えるとRF3よりとっつきやすいと思われます。その流れで、つま先を使って後に押す感覚、後に踏み込んでかかとに乗っかっていく感覚、蹴り足を前に振り上げる感覚、NFAの練習のしやすさの賜物かも知れません。はっきり言ってバックは、かかとが低いほうが絶対に覚えやすいです。なので、リスポートなどかかとの高めのブーツですと、かなり苦労する気がします。この傾向は、インラインでも同じでした。
 
 ターンやスピンを多用する練習や、ジャンプなどのハードな練習となると、NFAでは厳しくなります。上級者向けエッジと共通しますが、ブーツも初心者と上級者とでは、やっぱり求められる性質は異なると思います。NFAのブーツは、初心者には硬めで扱いにくい印象があったものの、その折にRF3を履いていたら絶対に覚えられなかっただろう事が、今になって見えてくるのです。
 
 道具は使うもの。道具の奴隷になってはいけません。道具が扱いやすいのは、その道具の持つ性質を理解し、それを自分の技で使いこなせるからこそ、扱いやすいのです。RF3のクッション性や柔らかさ、パッドの厚さ、足首の柔軟性などは、NFAの良さと悪さを知っているからこそ、わかるものです。要求に叶ったものであるからこそ、良い物なのです。いきなりRF3を履いて、それで良いと信じ込んでしまう事には、少々怖さを感じます。足首がかなり柔軟で、フラットに乗るのが難しいですし、かかとが高くてバックを覚えるのも困難でしょう。もしかしたら、なかなか覚えられない大人スケーターの意外な壁が、ここにあるかも知れませんよ。
 
 高いスケートシューズは、それ相応の技量がなければ意味がないどころか、むしろ初歩的な練習が困難です! NFAを履き潰し、RF3に履き換え、各種のジャンプに挑戦しようとしている葵竜居士の、率直な意見です。
 でも、貸し靴はダメダメです。履き潰されたNFAより酷いです。マイシュー購入が第一歩なのは大原則です。しかし高価なシューズだからと言って、上手く滑れるというものではありません。NFAでなくてもいいと思います。その下のランクのF150あたりでも充分です。とにかく、その最初のマイシューを履き潰すくらい練習すれば、RF3などのすばらしい靴の、そのすばらしさの意味がわかるはずです。わからなければ、はっきり言って靴が壁になっていると思われます。
 
 初心者に、ジャンプに耐える為の衝撃吸収パッドは不要です。硬い靴底の方が、絶対に良いものを得られると、私は考えますよ。
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  • UPした写真、全部私の使い込んだガラケーからだけど…。スマホになったら写真めっちゃ綺麗だって聞いてるから羨ましいな(;'∀') このご時世にまだもうちょっとガラケー継続の予定です(;^_^A 3 days ago
  • これで東京以外での遠方のお出掛けはしばらくないかなー…。しんどくなったときは動物写真見返して乗り切るのだ…!(;^ω^) 3 days ago

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