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たまには仕事の話ですよ

Posted on: 2008年8月5日

 商売です。おまんま食うには、稼がないと、生きていけません。
 では、どうやって稼ぐか。簡単な事です。他人の需要を満たす事です。社会貢献とも言えます。その結果、利益が生まれます。それが、糧です。
 
 重要なのは、方法論ではありません。それは良し悪しを左右する要素ではありますが、需要をより満たす為の手段でしかありません。マクロ経済学とか、資本論とか、面倒な話をするまでもありません。要するに、全てが需要と供給で成り立っているということです。需要があるから、仕事になります。要求を満たしてこそ、報酬が得られます。利益追求以前の問題です。利益とは、全て需要から発生します。需要のないところに、利益は生まれません。
 
 より多く稼ぐという事は、需要の発掘・開発・増幅と言い換えられます。効率の追求などは、所詮需要あってのものです。世の中からそっぽを向かれれば、効率なんていくら追求しても無駄です。他人の要求に敏感である事、それを実現可能な商品として形作れる事、そして、その要求を満たすだけでなく、満たす事で更なる需要に繋がるような戦略を展開できる事。いずれにしても、需要如何です。発想の原点は自分自身の欲求でしょう。こんなものがほしい、こんなものが作りたい、ああしたい、こうしたい、もっとこうだったら、ああだったら、etc。それらが、ご飯に化けます。売れない物をいくら作っても無駄です。歓迎されないサービスはどれ程努力したとしても無駄です。時代や社会、世代にそっぽを向かれた物でいくら効率を追求しても、全て無駄な労力です。需要こそ、資本主義の世の中の、かなめです。
 
 私の仕事は、企業の欲求、すなわち需要を満たす事で成立しています。それは多岐に渡りますが、幸いにして企業の要求に叶うものを携えています。最近の話ですと、某印刷会社でFTP鯖を立ち上げました。膨大な量の原稿を送受信できる環境です。これにより、送料と手間、膨大な時間を節約できるようになりました。FTTHがもたらした、最も画期的な革新です。これは、ADSLでは全く用を成しません。動画編集の現場や、大量・大容量の版下を扱う高精度印刷など、FTPサーバーの導入が、時間的コストを一気に引き下げます。ここに、私の需要が存在します。これを導入できない企業は、メディアを焼き、梱包し、発送し、受け取り、取り込み、という作業を強いられます。いわば、無駄です。
 
 WEBサイトは、需要の見極めが大切です。実際には、たくさんの切り口があります。
 まず、企業側の需要。何を売りたいのか。これが明確なら、WEBサイトは水道の蛇口を捻るが如き、膨大な供給源に化ける可能性があります。逆に、売りたいものが明確でない企業なんて、どうにもなりません。商用WEBサイトの究極は、売りたい物を売ることです。BtoBだろうがBtoCだろうが、そこは変わりません。
 次に、顧客の需要。企業側の需要は、大抵問題ありません。この顧客の需要は、満たされていない場合が多いです。だから、売れないのです。
 では、顧客の需要を満たすには? 商用WEBサイトで陥りやすい罠は、「エゴ」に尽きます。例えば、「あれも売りたい、これも売りたい」と、色々並べてしまう。需要を無視して大規模な店舗が乱立すれば、片っ端からつぶれます。大きなショッピングモールさえも、売れ筋があって、それが需要を満たすかなめになっています。大きいショッピングモールだろうが、専門店だろうが、売れるものがあれば、売れます。店の規模なんか、顧客には関係ないのです。
 たまたま、欲しいものが多数あり、それらを手っ取り早くまとめて購入できるとしたら…という需要は存在します。そこに、大規模店舗の存在意義がありますけど、「スケート靴が欲しい」「多色刷りの奇麗なシルク印刷屋はないか」「安くて早い便利な印刷屋は」「アレルギーに効く普段愛飲できるおいしいお茶」「鍵がこわれた」「鍵をなくした」「鍵を車に閉じ込めた」
 
 …さて、そうした需要を、大規模店舗が満たせるでしょうか??
 
 良くある話ですが、企業は大風呂敷を広げたがります。あれもできる、これもできる、と。でも顧客の立場から見て、そうした品揃えが、心を掴むかどうか? そうじゃないんです。お客さんは、何らかの需要があって、お店を探すのです。膨大な店舗が立ち並ぶ、インターネットという宇宙規模の巨大モールから、手探りでお店と商品を探すのです。歩いて探したら、100億年かけても無理です。そこで、選りすぐりの情報を持った、紹介屋に尋ねます。検索サイトです。
 検索サイトは、宇宙の店舗を全て把握していて、しかも独自に人気や需要を加味し、最も需要に叶った店舗と品物を、引き当てます。
 
 一見、そんなシステムなんて、当たり前に存在し当たり前に使っているかも知れません。SEOとかランキングとか、軽々しく語っているかも知れません。何のことはない、星の数ほどある需要と、星の数ほどある供給を、結んでいるだけです。それがどれ程の量なのか、その程度の差でしかないのです。
 
 広義の需要には、広義の供給が予め存在します。社会はそうして成り立っています。燃料電池車を作れば、きっと売れます。でも、作れるはずがありません。できることで勝負をするものです。となると、何が需要を満たすのか? あれもこれも、では、誰も見向きもしません。大きいだけのショッピングモールも、どんどんつぶれる昨今です。楽天なんて、一位のショップだけが儲かるシステムで、あとはみんな楽天のカモです。それを見抜けないうちは、何を作っても無駄です。
 
 究極の需要、それは、意外にも絶対のものなのです。例えば、鍵を車に閉じ込めたとします。とにかく急いでいる、早く来て欲しい、お金はある、となったら、検索で一番上のサイトが、時間的効率という需要をまず満たします。電話して、すぐ繋がります。さて第一声「カギの救急車です。」がもしも「便利屋一心太助です」だったら、ちょっと不安です。信頼の置けそうな鍵屋という点が、不安の解消という需要を満たします。「近くに作業車がいますので、30分程度でお伺い出来ると思います」30分なら何とかなる、ここで時間的要求を満たします。そして、30分後に作業車到着。5分程度で作業が完了し、全ての要求が満たされました。
 ここまで見てきて、その需要・要求が恐ろしく渋いものであることがわかります。とんでもないほどの要求を満たさないと、たった一つの供給さえ、成立しないのです。それだけ、需要というものは、絶対的なものだといえるのです。
 
 これは、長ネギ一本、紙一枚、ぞうきん一枚、あらゆる些細なものに共通します。
 たかが紙一枚?と思われるかも知れません。そうではないのです。家でチラシの裏にメモる紙程度という次元で考えていたら、需要は見抜けません。見栄えのする包装紙、高級感のあるカタログ用紙、耐水性のあるポスター用紙、たかが紙一枚、されど紙一枚です。そこにある需要が見抜けたなら、商売が出来る可能性は既に発生しています。問題は、それを供給できるかどうかです。
 
 商品開発というものは、最初に実現可能かどうか、ではないのです。まず最初に需要ありき。そこから、実現可能かどうかを考えなければいけません。作り手は、実現可能な範囲で需要を掘り起こそうとします。それは、順序が違います。まず需要です。そこからが出発点なのです。
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