KunadonicLiveSpaceSystem

本末転倒ですよ

Posted on: 2010年5月17日

 スケート仲間の潜里亭さんの日記に転倒に関する話題があって、気付かされました。すっかり忘れてましたよ。そうだ転ぶ技術だ~。
 
 初心者教室で最初に教えてもらうのが「氷上歩行」とセットで「転び方」ですね。もう何年も前の話だし、買い集めた教本にその事が書かれたものがほとんど無くて、完全に抜け落ちてました。思えば、最初に転倒することを覚えると、その後の習得もかなりスムーズでしたね。子供限定かも知れませんけど、大人も知っておくべき技術でしょう。まあ転ばないに越したことは無いですが(特に年配の方は骨折などの可能性が高いです)、子供なんかは「転んでも痛くない」事を教えたほうが、果敢に覚えるものです(弊害も無くは無いですが)。
 
 転び方の基本は、「お尻から落ちる」こと。特にバックの初歩では後ろに転倒しやすいので、これが大切。バックの基本姿勢で腰を低くすることは、この転び方に通じるものでもあります。後方に転倒すると、後頭部を強打して大変なことになる場合もあります。お尻から落ちるように、座るように転べば安全です。腰から落ちるのが難しい場合もありますが、とにかく頭だけは守ること。背中を丸めて、ごろんと転がるように転ぶのもコツです。
 前向きに転ぶ場合も意外と危険ですが、手が先に出ることが多いので、深刻な大怪我にはなり難いです。ただ、フィギュアでピックを引っ掛けた場合などは、氷面に叩きつけられることもあります。顔や肩を強打したりすることもありますね。慣れてくると前には転ばないものですが、氷面が荒れている場合はつまづく事もあります。特に危ないのはキャーリング溝とジャンプ穴。前者はホッケー練習で、後者はフィギュア練習でできる、氷の落とし穴。これがまたフィギュアの爪に引っかかりやすく、慣れた人でさえ大転倒することがあります。フィギュアに限らず、スピードでも転んだりする危険な存在。こればかりは注意するしかないので、ホッケー・フィギュアの練習場所には注意が必要です。
 
 それから、転んだらすぐに立つことも大切です。転んだままでいると、他のスケーターが勢い良く滑ってきて、避け切れずにぶつかってしまう事もあります。それだけならまだしも、付いた手の上をスケートの刃が走ったりしたら、指が切断されてしまいます。大変危険ですので、すぐに起き上がりましょう。起き上がれない場合は、誰かに助けを求めて下さい。その状態でいることが危険だと、慣れた人ほど知っています。倒れたまま起き上がれなければ、必ず誰かが助けに来ます。
 
 とはいえ、転ぶこと、ぶつかることは、氷上で不特定多数が自由に動き回っている以上、避けられません。ぶつかりたくてぶつかる人はいませんが、やむを得ずぶつかることは必ずあります。私も、初心者の女性に怪我を負わせた経験があります。どんなに注意しても、必ずぶつかります。その覚悟も必要でしょう。特に初心者でストップが出来ないなら、絶対にスピードを出さないこと。スピードを出せるのは、ストップが出来るスケーターの特権です。ストップも出来ない初心者が速度を出すのは自殺行為。しっかりストップを覚えましょう。速度を出すのはそれからです。ついでに、どんなにスケートが上手くても、ストップができないのは恥だと思って下さい。そんな人は、一般滑走のリンクに乗るべきではありません。
 
 それでもぶつかるときはぶつかります。全治3ヶ月のミミズ腫れも経験してますし、肩を強打したこともあります。自爆転倒も、ジャンプをやってれば避けられません。ジャンプでなくても氷によっては転びます。いずれにしても、自己責任。リンクの医務室で言われましたが、「お互い様」だと。転ぶのも技術なら、避けるのも技術。格段に上手い人は、下手な人を上手に避けるし、第一近寄りません。上手な人はストッピングは勿論ながら、滑走そのものが安心できると、リンクの監視員も言います。何が危険か、どうすれば安全か、経験で知っているからです。鬼ごっこをする危険な子供にも、「ごるぁ~~~!!」と叱る事もためらいません。命に関わると知っているからでしょう。事実、頭を強打した初心者が、再びリンクに帰ってくるどころか、本当に別の世界から帰らなくなることが、数年に一度はあるそうです。
 
 大人のフィギュアスケーターなら、ジャンプ練習時でなくても腰パッド・ヘッドバンドなどをしている人が沢山います。一見厚着をしているように見えるホッケーの方々なら、パンツの下にレガースを、隠してつけていることも多いです。隠さなければならない理由は、基本的に一般滑走中はホッケーの防具が禁止されているから。防具が危ないんじゃなくて、防具をつけることがプレッシャーや意図的に転ぶ行為を誘発させるからです。本人は良くても、他人が危険となります。そうした行為・練習を未然に防止するために、禁止されています。パンツの下にレガースをつけている人は、別に危険な練習をするわけではありません。自分のためですね。ただ、他人がそれを見れば慣れた人ほど危ないと感じます。なので、パンツの下なのです。
 
 最後に、リンクで最も危険なのは、曲がりなりにも滑れる子供たちです。叱る事も必要だし、避ける技術も必須です。本当に避けたいなら、平日の午前中に行くとかするべきですが(そういうスケーターは意外と多い)、それが出来ないなら、ホッケーが出来る程度に曲がる・止まるを一刻も早く覚えましょう。それが適わぬうちから上手に滑ろうなんて愚の骨頂。ぶつかったら、相手が誰だろうと半分は自分の責任です。
広告

コメント / トラックバック2件 to "本末転倒ですよ"

ほんとそうですよね。転び方は本当に大事です。痛感してます。頭を強打したことは今、思い出しても怖いです。でも、転ばないということは絶対ないので、受け身がとれるようにしないと。曲がる、止まるをとにかく確実にできるようにしないとね。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

KunadonicLiveSpaceSystem

 岐神葵のぼうけんのしょ。

 岐神葵のブログらしいです。
「事実は小説より希なり」
 架空の人物の閉じた世界のありえない話なんかより、何百倍も面白いリアル体験。そんな人生を目標に、意味不明な挑戦と挫折を繰り返しています。

2010年5月
« 4月   6月 »
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

アーカイブ

涼規じゅん

  • 身体が第一なので、色々無理ないように出来る範囲で何かしら頑張りたいなって思ってます(*ノдノ)まずは体調戻さないとだ…。 1 week ago
  • 12月は新刊の宣伝頑張りたいので、宜しくお願いしますー。本文サンプルもあげたいし(;´▽`A`` 1 week ago

RSS カギの救急車Facebookページ

  • エラーが発生しました。フィードがダウンしているようです。あとでもう一度やり直してみてください。
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。