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スケートのモチベーションですよ

Posted on: 2010年5月27日

 フィギュアだと、常に壁があって練習さえ重ねれば、達成感に不足はありません。でもなかなか上手くいかないこともあるし、やめようかと落ち込むことだってあります。ホッケーをしないホッケーの場合は、モチベーションも何もないように思うのですが、レジャーとして考えれば、滑ることで全て完結するというものでしょうか。競争をしないスピードも同じかな。フィギュアも、行き着くところまで行けば、後は滑るだけ。絶対に越えられない壁は、それがあると思った時点で、忽然と立ちはだかるものです。そうなれば、それまで。
 
 フィギュアの選手はほとんど、引退するとスケートを一切しなくなるそうで。スケートに費やした時間を取り戻すように、他のことをやり始めるとか。練習はし続けないと、その技術を維持するのも難しいですし、引退してからのこのこと競技に現れても、かつてのあの選手とは程遠い。他人がどう見ようと、自分の技術は最盛期から比べれば失敗に準じるものとなってしまう。わざわざ醜態を晒すことはしたくないし、物凄い時間の投資をしてきたため、大抵は燃え尽きてしまうそうです。
 余程の成果を残せば、指導者の道もあるし、ショースケーターの道もある。メディア露出する機会に恵まれれば、別の形での活躍も期待できますが、そんなのはわずか数%程度の存在。もちろん、引退後も滑ることそのものは好きでいられると思いますけど。
 
 フィギュアに限らず、ホッケーもスピードも、同じかも知れません。パックを追わないホッケーが楽しいかどうか。速さを追求しないスピードはどうか。結果を出してきた人にとっては、そこに本当の楽しさを見出せない気がします。仮にそんな人たちが一般のリンクに立っていたとしたら、滑ること以外に、何かあるように思ったりします。それが何かは、私には分かりませんが。人間の欲望とはそんなもんだし。
 事実、レジャー施設のスケートリンクで、とても上手なフィギュアは勿論、ホッケーやってる(だろう)ホッケーも、競ってるだろうスピードも、あまり見かけません。練習に適していないことは明白ですが、趣味として楽しむ向きでも、そうした施設では見かけないものです。一般の(つまりは下手な)滑走者がいれば、確かに滑りにくいし、練習には程遠いです。見せる競技のはずのフィギュアでさえ、そういう感じがします。これは、結構意外でした。
 
 例外的?かどうかわかりませんが、富士急のオールナイト最終日、深夜2~3時頃は、ホッケーやってるホッケーの若者が、かなりいました。他の屋外リンクでは、赤坂サカスの夜間帯は、フィギュアを本格的にやっている方々がガンガン飛んでました。空いている時間帯というのも、あるのでしょう。やっぱり、ここまで到達してしまった人たちは、こういう状況でないと、満足できないということでしょうか。私自身どうかと考えれば、やっぱり近いです。水浸しとか、芋荒いとか、流れるプール状態とか、嫌といえば嫌ですね。練習が先立ってしまうと、そんな状態で満足な滑りは出来ませんし、出来る人ほど楽しくない、ということになります。まあ、そんなものかも知れません。
 
 確かに、レジャー施設の異常な混みっぷりは、満足し難いものです。週末に限って言えば、昼間の赤レンガ、赤坂サカス、西武園など、いずれもぐちゃぐちゃ。スピンでさえ場所が取れませんし、監視員に止められます。そうなると、その年はもう二度と行かない~となってしまいます。実際、今シーズンの赤レンガは一度きり。西武園にはとうとう行きませんでしたね。
 ところが、富士急は全然違います。とてつもなく広くて、ちょっと混んでいる程度でも充分スピンやジャンプが出来ます。土日の銀河より、滑りやすいかも。上手なスケーターが極端に少ないこともあって、たかがスリージャンプでも激目立ちます。バックしているだけで子供が凄いといいます。こんな環境なので、スピンなんかするとギャラリーが集まってきますね。なので、富士急は楽しいです、いろんな意味で。
 
 と、こんなレジャー施設で颯爽と滑ることは、スキーの感覚に近いです。滑ることそのものが楽しいという、感覚。大して滑れもしないのに、ちっちゃな子供から大の大人も、はしゃいで楽しく滑っている。バックが出来れば、ターンが出来ればもっと楽しいのに、と思いながらも、そんな光景そのものは悪くないです。
 これが平日の屋内リンクとなると、やたら上手な連中が真剣に練習なんかしてるし、ちょっとやってみようかとレジャー感覚でやってきた、学生とか若い連中が、全然滑れなくて凹んで帰っていく。それを他人事のように横目で見ながら、ほんの少しこつを覚えれば、すぐ滑れるのに、楽しいのに…。残念な気分になっているのも事実。凹んで帰っていく人のほとんどは、再び足を運ぶこともないでしょう。余計残念ですが、それがレジャーでなく、スポーツというものなのかも知れません。
 
 スケートをスポーツと考えれば、モチベーションもへったくれもないでしょう。競技なんですから。目標があって、練習して、競い合って、評価を得るもの。レジャーと考えれば、そんなものはどうでもいい。楽しけりゃ、それでいい。表裏一体なんですが、その傾向は明白で、住み分けも意外にくっきり分かれます。その裏表を、上手に切り替えできる人は、長らく趣味として楽しんでいる人が多いように感じます。レジャーとしてはあまりにも高度すぎるし、飽きてしまう。スポーツとしてはとてつもなく険しすぎるし、挫折も多すぎる。この二つの要素のバランスこそ、スケートのモチベーションを支える、実は大切な要じゃないかな? などと思うこのごろです。
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