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今日は二度目の酉谷山ですよ

Posted on: 2011年1月15日

 前回は紅葉真っ只中だった酉谷山。今日はまさに真冬の酉谷山。雪です。しっかり積ってました。でもまあ10cmはないですね。日当たりのいいところは解けてましたし。それでもさすが、標高1,700m。解けないところはかなりの範囲に及んでいました。

 朝4時起きで車に飛び乗り、奥多摩の日原についたのが7時頃。今回は、前回徒歩で苦労した林道を、車でひとっ飛び…。なんて調子の良い事は出来ませんね。ダートの林道ですから、いくら四駆だって車高の低いクーペには厳しいです。何度か落石が下回りに当たってました。慎重にゆっくり進んで、30分ほどかけて駐車場へ。ここから登山道です。

 木々の葉っぱがすっかり落ちて、明るい森ですね。雨が少ないせいか、前回各所で漏れ出ていた湧き水も少なく、川も水が少なめ。歩くには都合がいいですね。落ち葉の道をサクサク進みます。
 今回は、卸したてのMont-bell製ツオロミーブーツのテストが大目的。0.5cmのサイズアップがどう影響するか。それからDSISソルボウォーキングの効果の程は?

川が凍っています

 ツオロミーの使用感は抜群。ソールや作りに、ワオナブーツと共通する部分が多いので、違和感がないですね。足首部分がワオナと比べて、よりしっかりしています。レースの結び加減がまだよくわかりません。基本的にはワオナと同じで良いみたい。そうなると、やっぱりつま先部分は緩めがいいのかな。

 DSISソルボウォーキングですが、アーチ保護はしっかりしていました。衝撃吸収については、トレッキングブーツでは少し勝手が違うかも知れません。でも悪くはありませんでした。
 トレッキングブーツでの歩行は、一般的に「足裏全体を使う」のが理想とされます。普通のウォーキングもランニングも、かかとから着地してつま先で蹴ります。トレッキングはそうじゃないんですね。この足の使い方は、実はスケートに酷似しています。登坂でかかと加重を意識するのは、スケートのフォア滑走と共通。下り坂でつま先を意識して速度を落としながら降りるのは、スケートのバック滑走に極めて近いです。起伏の激しい道も考えれば、常に足裏全体を使うのが理想ということになる訳ですね。

 その為、ウォーキング用のインソールだと、かかととつま先の違いに、少し違和感があるかも知れません。ただ、最も重要なのは荷重の分散や衝撃の吸収でなくて、アーチ保護だと思われます。アーチをしっかり保っていれば、長時間の歩行で足のアーチが伸びることもなく、足の実寸が大きくなることも防げます。足が大きくなることでつま先が圧迫され、ひいては外反母趾や爪の破損、靴擦れなどの症状が出てきます。アーチがしっかり保てるインソールこそ、トレッキングで理想とされるインソールかと考えています。そもそも、衝撃は分厚いソールがしっかり吸収するように、作られていますからね。

 靴の様子を見ながらどんどん登ります。以前登った時より楽です。当たり前ですね、前回は6kmを超える林道を歩いてきたのですから。ぬかるみもないし、快適に登ります。おお、靴が良い! ここで、足に軽い疲労感。ん? こんな感覚あったかな。ああもしかして、靴による痛みが減ったせいで、疲労感を感じやすくなったのかも知れません。前はソールがグニャグニャの似非トレッキングシューズでした。真っ先に足裏が疲れました。そのせいでしょうね。
 ツオロミーブーツ+DSISソルボウォーキングは、登り最強認定です。凄いです。

 2時間かからず旧酉谷非難小屋。大分痛んでいますが屋根はしっかりしています。かまどの跡があり、誰かが火を使った痕跡。こんなボロでも立派に機能しています。大切に使いましょう。
 この旧非難小屋から、急激な登坂になります。さあ頑張ろう。涸れ沢をどんどん登ります。あれ、随分楽チン。やっぱり靴がいいから? ザックも良いし服もあれから大分洗練されています。あっという間に新非難小屋到着。ここの眺めが最高(前回記事参照)。


 新しい非難小屋には誰もいませんでした。ちょっとトイレを拝借。綺麗ですね。非難小屋に泊まるトレッカーも結構いるようですが、これだけ綺麗だと無料というのが申し訳ないですね。使った後は、使う前より綺麗にしよう、そんな登山者の心意気を感じる小屋です。

 こんな断崖絶壁の上に、苦労して立てた小屋です。その苦労を思うと、ぞんざいには扱えません。建設に携わった方々の苦労が、そこかしこにうかがえます。

 そして何より、ここからの眺めが最高。もう何もかも忘れて、ただ時間の過ぎるままに眺めていたくなるところ。

 でも、ちょっと小屋の下を眺めると、鹿の食害防止のネットが張られています。鹿の食害は大変深刻で、このままでは本当に森が死滅してしまいます。

 明治の頃に、山に住むニホンオオカミが銃によって次々と狩られて、あっという間に絶滅してしまいました。食物連鎖の上部に立つ肉食動物で、個体数が少なかった事が何よりの不幸でしょう。気がついた時には、手遅れでした。
 その被害は甚大で、100年余り経った今だからこそ、その被害が深刻になっています。それは、オオカミが捕食していたシカの激増。天敵のいなくなったシカが、近年の禁猟や保護の行き過ぎもあって、大繁殖してしまいました。人間が如何に保護しようとも、自然の歪は100年前に深く刻まれていたのです。シカは、この餌の少ない冬に、貴重な希少植物の芽などを片っ端から食い荒らしてしまいます。それだけでなく、笹の葉やおよそ腹の満たせるものは、何でも食べつくします。ついに食べるものもなくなり、木の皮や樹液にあやかる始末。こうして、木々さえもどんどん傷つき、そうして立ち枯れた木があちこちで、腐り倒れています。

 これが、奥多摩や丹沢のみならず、日本全国で共通する、深刻なシカの現状です。とにかく数を是正するために、個体数を減らすための狩猟が行われています。今日も、多数のハンターに会いました。それでもシカは、1,700mを超える山頂にまで、食べ物を求めて登っているのです。これが、その足跡。雪の上の足跡は、登山道をさまようように、くっきり残っています。今日歩いた雪の登山道には、すべて足跡がついていました。

 閑話休題。
 山頂付近は雪景色。これが見たくて、登ったようなものでもありますね。

 登板で滑ることはありませんでした。稜線部分の、日の当たらないところだけに積もっている感じです。サクサク踏みしめて山頂。やったーヽ(^。^)ノ そして恒例のカップめん。
 誰もいませんね。雪だからかな。でも先週の御岳山はあの状態でしたから、いるところにはいるんですよ。多分、人気の川苔山などには、そこそこハイカーがいるんじゃないかな。

非難小屋に、上から別れを告げます

 休息も程々に、今回は駐車場へのピストンでなく、ループをかけてみようと思いました。目指すは、尾根筋にある山、七跳山(ななはねやま)。
 雪が所々に残る尾根道を行きます。この尾根道は、雲取山につながる長沢背稜。酉谷山から東に、七跳山~三ツドッケ(天目山)とつながっています。標高差も少なく、なだらかな尾根。どんどん行きます。

 所々の雪が滑ります。滑落したら大変。気をつけて進みます。1時間少々で、七跳山尾根へ。この尾根は、登ると山頂で、降るとさっきの駐車場につながっています。帰り道としてはベストな選択ですね。さくっと登ってみます。

 何の苦もなく登ってみると。何にもない山頂。三角点がぽつんとあるだけ。狭いし眺望もないし。まあ、そんなもんか。さっさと降りましょう。

 尾根を降ります。結構急ですが、新しい靴のおかげで快適。ちょっと指が当たりますけど、これはワオナブーツと同じく紐の結び加減で解決します。今日は様子見。あっという間に駐車場到着。今日も無事に帰れそうです。

 帰り道、林道をゆっくり降りていると、登るときには気がつかなかった絶景! 滝が全面凍結?? ってゆーか滝なんてあったかしら? とにかくすごいツララ!

 範囲が広くて、とてもファインダーに収まりません。ここは日原鍾乳洞のすぐ先の辺りです。歩いて見てこれますので、鍾乳洞に行ったら是非、この絶景を楽しんでくださいな。ここは巨大な岩も鍾乳洞も絶景ですから、一度に楽しんでしまいましょう(*^_^*)

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コメント / トラックバック2件 to "今日は二度目の酉谷山ですよ"

アオイさん、寒いのに関してはとことん強いみたいですね。
で、充実した時間を過ごされたようで、良かったですね。

歩くのもいいなぁ…って、読んでいて思いました。

どちらかというと、暑いほうが苦手ですね~
寒さは、体さえ動かしていれば大丈夫ですけど、
暑さだけはどうにも(-_-;)

ウォーキングも健康にはいいですよ!(*^_^*)
寒さに負けないためにも、適度な運動はお勧めです♪

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