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自宅から完全自力の高尾ですよ

Posted on: 2011年1月23日

 普段は電車やバス、車を使って現地まで赴きますが、そういえば自宅から完全自力で登るのは中学生の時以来やっていませんでした。昔々に挑戦したことですし、それほど難しくないことも知っているし。要するに、自転車で登山口に行って、そこから登ればいいこと。ただ、切欠がなかっただけなんですね。

 自転車も登山も、既にかなり慣れてます。時間も地図上で算出できるし、体力配分もできる。とはいえ、自転車と登山のセットは本当に久しぶり。相当体力を使うことは分かっています。綿密に計画を立てて……、朝布団の中で、考えること約10分。OK大丈夫行こう!はい即決。

 まあ、そんなもんです(笑) 高尾までの距離は12km程度。自転車でのんびり行っても1時間かかりません。電車の2倍程度の所要時間でしょうか。でも体力はかなり使います。11:00出発。6速でどんどん行きます。
 別にこの為に買った訳ではないのですが、ハイドレーションシステムが大活躍。ハイドレーションシステムとは、ザックのショルダーベルトにシリコンホースをつけて、ザック内の水筒からいつでも水が飲めちゃうというシステム。恐らく、自転車競技用に考えられたものだと思うのですが、それ以外にもトレイルランニングやトレッキングでも良く使われています。両手が塞がっている場合には、とても便利ですね。ホースからちゅーちゅー水を吸いながら、高尾に向かいます。

 さて、登山計画は全く白紙。いえまあ、高尾は熟知してますから。
 そしたら、自転車の留場を基点にループでルートを考えます。となると、陣馬山を含めた縦走ルートは無理で、駅基点だと高尾山に登って降りてくるルートか、南高尾山稜を大きく回るか、裏高尾をループするか。お、そういえば裏高尾には未体験コースがある! そこにしるか! と、決めたのは裏高尾の蛇滝コース。

 蛇滝コースは、高尾の中でもかなりマイナーなルート。高尾の登坂としてはきつい部類です。旧甲州街道の小仏関所跡のある裏高尾から、現在のケーブル山頂駅に直上する急登コース。途中には、その名の通り「蛇滝」があり、修行施設と小さな仏閣があります。高尾の修行滝は2つあり、もう一つが有名な琵琶滝。こちらはあまり知られていないかもですね。

 蛇滝口のバス停近くに自転車を止めます。頭上には、建設中の圏央道。高尾の山腹に大穴を開けています。周囲には建設反対の立て看板がたくさん。天狗様が怒ってますね。いずれの側の意見も考え方も良く分かりますが。

 この建設は、造っておしまいにはしてほしくないです。例えば先に作られた北高尾のトンネルにより、一部の井戸水が涸れてしまったりしています。特に気になるのは、地下水脈への影響でしょう。水は、山の生き物だけでなく、下流にまで大きく影響します。近くには蛇滝などもありますし、これが涸れてしまったら大変です。

 尤も、元々高尾山は、人間と自然が調和して、これまで数千年もの歴史を刻んできた山です。殺生が禁じられていたといっても、そこに人間が踏み入って、道を整備したり寺を建てたりしたことも事実。昔から猿が居着いていたというのも、人間と自然との距離が近かったからかと思います。人を恐れる、例えば鹿や熊は、この山にはいません。その代わり、人と共存できる多くの生き物を目にすることができます。他の山にはない、不思議な山でもありますね。

 天狗様の御怒りも重々承知ながら、圏央道の整備もまた必然。私の思うところでは、山に仏閣が建ち並んでいる時点で、既にこの山は人の手にかかっています。杉の植樹は、千年を超えるこの山の伝統ですが、東京に多大な花粉を撒き散らしていることでも有名です。
 貴重な自然の脆さを本当に知っていればこそ、そこに息づく人々、そこに通う人々には、やるべきことがある。圏央道の建設が、高尾山に残された自然を、本当に守っていく為の、魁になってもらいたいですね。

 さて、蛇滝コースを歩いていると、後ろから健脚ハイカーが。話をすると、浅川沿いを八王子市内から歩いて登ってこられたそうです。おー楽しそう(*^_^*) でもこのコースのきつさは予想外だったようです。いつもは稲荷山から登られるとのこと。私とおんなじか(笑) ケーブル駅前で別れを告げ、私はそのまま登ります。

 蛇滝コースからは、北高尾がよく見えますね。八王子城から富士見台、そこから連なる山稜が一望できます。こうやって見ると、まるでノコギリ。こりゃあ疲れますって(笑)

 さて、右手には修復の完了した4号路の入口。つり橋で有名なコースです。今は登り専用のコースになっています。久しぶりに行ってみましょうか。
 4号路はそれこそ小学生の時の遠足以来。当時はつり橋が楽しみで、みんなでゆらゆらと揺らしながら渡ったのを覚えています。懐かしいですね。比較的なだらかなコースです。途中のハイカーをどんどん抜いていきます。そして懐かしのつり橋。…といってもまあ、普通のつり橋。昔はすごく長く感じたんですよね。そういうものですね。

 蛇滝コースの比較的ハードな登りの後では、この4号路の登坂は大したことないです。あっという間に山頂手前。…嗚呼、日曜日だよ。山頂はビヤガーデン状態。もう見る気もなし。山頂を巻き道でパスします。こんな高尾に用はありません。

 そのまま小仏城山へ。だらだら歩いて40分程度。人も少なくていい感じ。ここでカップヌードルとお味噌汁を頂きました。私のストーブは、プリムスのP-114Fなんですが、ちょっと風に煽られるとお湯が中々沸かないようです。フリースのミドルウェアで風除けを作ったら、あっという間に沸きました。やっぱり風の影響を受けやすいストーブみたいですね。

 さて、時間はまだ14:00。これなら景信まで行けそう。景信登ってそこから小仏関まで降りることにします。さあ行きまーす。
 このルートも慣れたもの。高尾縦走では一番アップダウンがきついところでもあります。途中に小仏峠を挟んでいますが、そこの標高が低め。700mの小仏城山から200mほど降りて、また200m以上登ります。結構きついんですが、眺めは高尾広しといえども恐らく一番の眺望。40分ほどで景信山頂。やったーヽ(^。^)ノ

 さすがに午後で少しガスが出てますが、新宿やスカイツリーが見えます。やっぱりこの眺めは、いつ見ても和みますね。さて、もう昼ごはんも尽きたしさっさと降りましょう。さて、どこから降りようかしら。

 昔々、何度も登ったルート。高尾を最も印象深く心に刻んだのは、やっぱり小仏峠。オリエンテーリングでの初めてのルートでもあるし、父と一緒に歩いた旧甲州街道の思い出もたくさんあります。小仏の関所から登って、当時はこの峠の茶店でお茶を頂きました。あのおばあちゃんは、もういらっしゃいません。峠の茶店は、今はもう営業していません。ちょっと切ないですね。茶店の脇にある、明治天皇行幸の大きな石碑だけは、今も献花が絶えません。

 峠の旧甲州街道を、降ります。昔の人もこの道を登ったんですね。古い建造物も楽しいですが、こんなただの山道にも、不思議な楽しさがあるものです。急な坂はなく、歩きやすい道でした。
 あっという間に林道、そして舗装道路。ちょっと歩くと左手には中央道。そこには有名な、小仏トンネルが口を開けています。こんな近くに、昔の甲州街道があるなんて。車でここを通り過ぎる人なんて、ほとんどの人がそんなこと考えないでしょうけど。
 さらに降りると、右手に中央線。今の国道こそ大垂水峠ですが、やっぱり甲州街道は小仏こそ国境です。と、小学生の私は痛烈に感じていました。脇の道から、多くのハイカーが降りてきます。景信からの直滑降ルートですね。ちょうど小仏トンネルの脇に出てきます。私は行ったことないですが。

 しばらく歩くと小仏のバス停。嗚呼、人がウジャウジャ。今日は自転車だからみなさんさようなら。先のバス停にも結構人がいました。バスも1台増発の2台口で走らせていました。もちろん2台とも満員。
 自転車を止めた蛇滝口に戻りました。ふう、今日も無事に楽しめました。ここからの自転車は、しばらく下り道なので快速です。おー、こりゃいい!ヽ(^。^)ノ そうか、この自転車で楽々帰宅ができるのなら、悪くないですね♪

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