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靴と靴下の関係ですよ

Posted on: 2011年1月25日

 かなり悟りました。これ凄く大事。

 靴と靴下。言ってみれば当たり前なんですが、この両者は常にその組み合わせを意識することが大切です。なんですが、具体的な指針を示した資料は一般的には皆無。経験則で語られるばかりで、理論が見えませんでした。トレッキングとフィギュアスケートの双方を比較検討することで、今まで見えなかった点がかなり見えてきました。それについて、今回は語ってみます。

 ちょっと前置きが長くなります。両者の違いを理解しないと、説明が難しいので。

 まずトレッキングでは、靴にはサポート性、ホールド性、耐衝撃性、防水性、透湿性、堅牢性、グリップ性などが求められます。スケート靴の場合、サポート性、ホールド性まではほぼ同じ。耐衝撃性はちょっと方向性が異なりますが比較的近く、堅牢性はそこそこで、透湿性はフィギュアではほぼ無関係、グリップ性は全く異質。つまり、靴としての性能で共通するのは、サポート性やホールド性という辺りが共通と考えて良いと思います。このサポート・ホールドの決め手となるのは、ブーツのカット。スケートはフィギュア・ホッケーならハイカットで、トレッキングシューズも一定レベル以上はハイカット。これは同じベクトルにあるものと言っても問題ないでしょう。

 といいつつも、トレッキングシューズでは、登坂と降坂で紐の結び方を変える事が良く行われます。
 登りでは、足首部分までしっかり結んですね側は緩めます。これは、足首が大きく前に曲がるようにする為。登りでは、すね部分を強く締める意味がほとんどありません。逆に、足首がしっかり曲がらないと、前傾姿勢をとることができません。かかとにしっかり体重が乗れば問題なく、すね部分は緩めがきほんとなります。
 対して降りでは、足首からすねまでしっかり締めます。実はきつい勾配の降りでは、体重の多くをすね部分で支えます。この時に、初めてハイカットの真の威力が発揮されます。

 フィギュアスケートの場合、紐の結び加減を変えることは全くありません。とはいえ、初心者向きなら紐の一番上は、指が一本程度入ることを意識して結んだりします。これは、トレッキングでいう登りを意識した状態に近いのですが、要するに前傾姿勢をとりやすくする為のポリシーだと分かります。言い換えれば、降り=スケートでいうバックでは、逆に上までしっかり結んだほうが良いということになってきます。
 さあ、見えてきましたね。この辺りから、バック滑走、特にバックの片足滑走が難しいという理由も、何となく見えてきます。バック滑走が覚束ない初心者の多くが、前傾姿勢=しゃがんだままの状態になっていることが多いのですが、正しいバックは後傾姿勢です。スケート靴にもよると思いますが、間違いなく紐は上までしっかり締めるほうが、やりやすいはずです。慣れていれば、紐の結び加減なんて全く関係ないんですけど(かかと側~アキレス腱部分を靴に押し当てて、つま先支点で滑る)、その姿勢を作りやすいかどうかと考えれば、さてどうでしょうね。

 緩める目的、締める目的が見えているから、靴の性能も、滑走や登坂の足運びも、存分に引き出すことができます。靴底やブレードを意識して、靴全体をコントロールすることこそ、全てに共通するアプローチです。奥の深い世界ですね。

 では、靴と靴下の関係について迫ります。この持論、特にスケートとトレッキングの両者を比較して検討したような内容は、他で見たことはありません。世界初かも。

 フィギュアスケートではクッション性能は要求されません。靴との一体感を常に求められます。その為、極めて薄手の靴下が理想とされ、一般的にはタイツかストッキング程度のものがどのレベルの選手にも珍重されます。基本的に氷は完全水平ですし、スケート靴自体も足首以下が大きく曲がる動作はしません。むしろ、物凄く緻密な精度での角度を要求されます。その為、原則として紐は上までしっかり結びながらも、ほんの少し足首が動く余裕を要求されます。この微妙な動き具合を決めるのが、実は靴下。薄手で、多少滑りやすいものが、足首の緻密なコントロールに適うものとなるわけです。

 トレッキングは、全く逆。靴自体がハードな作りになっていながら、足指やかかとなどに強い衝撃がかかっても、ある程度ショックを吸収できるような緩衝材としての性能を、靴下が担っています。これは、同じスケートでもホッケーで共通するものかも知れません(詳しくは存じませんが)。フィギュアとは全く異なりますね。トレッキングの場合、指先を強くぶつけたりすることもありますし、かかと部分にかかる荷重は背中の荷物も合わせると、相当なものになります。ハードな動きはもちろんのこと、道が不安定だったりすることも合わせれば、靴下は分厚くてしっかりしたものが理想となります。

 こんな靴下を履くとなると、靴の大きさも大きめに考える必要があります。フィギュアスケートでは、捨て寸はあまり意識しないでしょう。指先が当たって痛くならなければ、むしろ足裏と甲がしっかりフィットするほうが理想。薄手の靴下が好まれる点も含め、フィギュアのシューズが大き目というのは百害あって一利なし。仮に大き目の靴に分厚い靴下を合わせても、コントロール性能が悪くなるだけで何の利益もありませんね。

 トレッキングシューズでは、サポート性能・ホールド性能も合わせて考えると、靴の大きさと靴下の大きさ・厚さが、かなり悩ましいということに気がつきました。0.5cmのサイズ違いは、はっきり言って靴下の厚さで調整できます。言い換えれば、多少大きい・小さい靴であったとしても、靴下を変えるだけで解決してしまいます。靴下の厚さも、そのくらいの幅があるからです。

 もう少し踏み込んで考えれば、軽登山やハイキングなどでは、薄手の靴下に軽いトレッキングシューズとなりますから、靴のサイズは小さめ。長期縦走や高山のトレッキングだと、厚手の靴下に重いシューズですから、靴のサイズも大きめになるわけです。
 トレッキングシューズの大きさ自体は、ある程度の余裕を見ておけば問題ないです。登りならかかと、降りならすね部分に、最大荷重がかかります。つまり、足裏は平面的に体重が支えられれば問題ないんです。足の指先部分が体重を支えることはありません。余裕さえあればいいんです。だから、大が小を兼ねるという状態なんですね。

 これまで私は、24.5cmのワオナブーツを愛用し、これに薄手の靴下+軽登山では全く問題なしの快適でした。ところが、これに分厚いトレッキングソックスと合わせて、1700m+20kmとなると小指に大ダメージ。爪が剥がれました。靴のサイズが合っていないと分かりますが、むしろ足のサイズというより、靴と靴下が合っていなかったんです。靴下が分厚すぎて、ちょうど小指の縫い目部分が爪の間に食い込んで、爪が剥がれてしまったんですね。靴下を薄手のものに戻したら、20kmの踏破も快適でした。

 最近買った25.0cmのツオロミーブーツには、分厚いトレッキングソックスを合わせています。この組み合わせで丁度良く、ダメージは全くありませんね。ただ、靴が大きい分、靴紐をワオナブーツよりも強く締めておく必要があります。靴が大きい分の余裕を、紐でしっかり補うわけです。

 この理論でいくと、きつめの靴には薄手の靴下、ゆるめの靴には厚手の靴下という法則が成立します。また、目的に合わせて買った靴とのフィッティングにも生かせます。また、靴下に対する要求性能の違いを考慮して…靴のサイズも決まってくることになりますね。
 ジョギングなら薄手のスポーツソックスかな。ランニング~マラソンだと素足のことも多いですね。となると、靴のサイズはフィギュアスケートのようなフィット性が要求されるでしょう。サッカーなどは、絶えず足先に衝撃がありますから、靴下も厚手。その分を考慮した靴のサイズということになるのは、必然ですね。

 大分見えてきました。多分この考え方は、筋が通ってると思います。足にたくさんのダメージを与えた末に、ようやく見えてきた結論ですし!(*^_^*)

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