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ほんじゃが丸と三つ峠ですよ

Posted on: 2011年4月27日

 昨日は、本社ヶ丸と三つ峠山をセットで挑戦。ガイドでそれぞれのデータを照合してみると、かなり近い…。ヤマレコに似たような記録があればと思ったら、ありました! 時間もかかるし、きついルートのようですが、経験上では何とかなりそうでした。時間的に厳しいのは明白なので、中央線は始発でないと危ないかも。

 朝4:30過ぎ、豊田から下りの始発。もしかして中央線ならこの早朝始発でいけるから、結構いけるかも。高尾、大月と乗り換えて、笹子駅到着。時間は6:00。

  とりあえず天気は上々。かなりきついコースだとは覚悟していますが、気分も体調も絶好調です。

 笹一酒造を右手に、山手の沢を上ります。途中まで舗装林道。沢の水を汲み上げるポンプ施設があり、恐らく笹一酒造に引かれているんでしょうね。この沢の水がすごく美味しいです。林道は途中で切れて、登山道に。

 沢沿いの登山道は、沢を何度も渡ります。渡った先の道が分かりづらく、迷いそうになりますが慎重に。道標はあるので、それに従っていけば間違えることはありません。

 心地よい沢から離れると、いよいよ急勾配。

 ミツバツツジもいい感じ。桜の木々も丁度見頃でした。

 さて、一気に稜線まで登りつめる急勾配。サス沢山か稲村岩尾根か、そのくらいの結構きつい坂です。稜線に取り付くと、そこからはしばらくなだらか。眺めもいいです。

 稜線からは、懐かしの大菩薩が見えますね。カヤトの原を抱く山稜は、遠くからでもよくわかります。名峰と呼ばれる所以も、そういうところにあるのかも知れませんね。

 目指す本社ヶ丸(ほんじゃがまる)、1,630m。名前がなんとなくじゃがいもみたいな。以後ひらがなで。ほんじゃが丸まではアップダウンの伴う稜線で、なんとなく北高尾山稜にも似ています。鉄塔がある辺りも似てますね。東西に伸びる稜線だからでしょうか。途中、角研山などの小ピークを超えていきます。鉄塔周辺が開けていて、芝生になっていました。そこからの眺めは結構いいです。目指す三つ峠山もよく見えます。高いし、稜線は急だし。でもがんばる(笑)

  登って降りてを繰り返して、ほんじゃが丸到着やった~ヽ(^。^)ノ 岩場の頂上付近は大岳山に似ています。すごく眺めがいいです。360度のパノラマで、甲府盆地、大菩薩の稜線、道志の山塊の向こうに丹沢、三頭山などなど。もちろん名峰富士は圧倒的な大きさ!なんですが、雲が…。でも稜線から五合目付近までは見て取れます。富士山を楽しむなら、秋から冬なんでしょうね。でも晴れていてよかった。 

 さて、次なるピーク、三つ峠山を目指します。三つ峠山標高1,785m。高さ的には中堅ですけど、この稜線から登っていくとなると、数百mを降ってまた数百m登るという感じ。奥高尾を3~4倍の標高差にしたような。しかもなだらかな稜線でなく、途中には50m程度のこぶが数箇所。厳しいですねえ。でもがんばる。しかも、段々と雲が。嗚呼、富士山ももう諦め。せめて雨が振らないよう祈ります。

 ほんじゃが丸から清八峠までは岩場が続きます。ここは10~30m程度のこぶですが、手を使って上り下りする岩が多いので注意して。木々が少なくて眺めは抜群。これで富士山が見えていれば最高だったんですけどね。清八峠からは50m~100m程度の小ピークが2つあります。こちらは樹林帯でなだらかです。のんびり進みます。で、こういうなだらかな樹林になると目立つのが、鹿の食害。下草は壊滅的で、貴重な高山植物の被害も気になります。悲しい現実ですね。
 2つの小ピークの後に、最後の急勾配。ぜえぜえはあはあと、登りつめると御巣鷹山山頂。ここは三つ峠山の支峰ですね。同名の、有名な日航機が墜落したあの山…と同じ名前です。ここには、巨大な通信アンテナ施設があります。

 そして右手にも通信施設が。こちらはあの、FM富士の中継アンテナ! 山梨の局なのに東京など関東でも聴ける、貴重なFM局です。周波数は78.6MHz。車でよく聴いていますし、高尾や秩父の山でもよく入感するので山でも聴いています。内容的には当然山梨ネタが多いんですけど(笑) 看板に出力が書かれていました。300Wかあ。放送局としてはちょっと弱いですけど、アマチュア無線で考えたら結構な出力で、上級クラスの電波ですね。何せ高台にあるので、障害物さえなければ関東一円に届きます。山梨のローカル局なのにこの頑張り様というか、凄いですね。

 いつもの放送が、このアンテナから送られているのですね。一番上のアンテナが、東京に向いています。何だか、感動してしまいました。

 この周辺には、NTTの施設やFM富士だけでなく、数多くのアンテナ施設や、中継施設が立ち並んでいます。理由としては、古くから峠道が整備されていて、車でのアクセスに優れていたこと、甲府盆地を一望でき、関東や神奈川方面などにも視界が利いて、中継施設としては申し分のない条件だったからでしょう。アンテナだらけの景観に批判もあるでしょうが、人間の営み、普段の私たちの生活の中でも非常に重要な通信を担っている場所でもあるのです。私はむしろこの施設の維持に係わる人の苦労を思うと、感謝の念を抱かずにはいられませんでした。

 東京電力もまた、今は批判の対象かも知れませんが、電気を日本中に送り続けるために、こうした高い山の上で頑張っておられる方々も沢山います。普段何気なく使っている電気のありがたさを、感じずにはいられません。そして今、電力会社の方々は、この批判にさらされて心底悔しい思いをしておられることでしょう。その悔しさ、つらさも、これらの施設を見ながら感じました。誰も、人を苦しめるつもりなんかないんだし。悲しいというより、自分も悔しくなってきました。

 通信施設の合間を縫って、三つ峠山頂やった~ヽ(^。^)ノ 雲が張って眺めがいまいちになってきましたが、それでもやっぱり山頂はいいですね。風が冷たく、気温は0度でした。富士山周辺はまだ寒いですね。お陰で桜の花も楽しめましたが(笑) さて、下に見える山小屋のテーブルを借りて、お昼ご飯です。もちろんリフィルのラーメンとお味噌汁、おにぎりにSoyJoy。人も若干集まって少しにぎやか。無線機でFM富士を聴きながら(*^_^*) あ、天気が崩れるそうです。手早く片付けて、下山開始です。

 さて下山。ここからは、富士急行の三つ峠駅に向けて真っ直ぐ降ります。富士急行は、日本で2番目に距離単位の料金が高い路線だそうで。となると、少しでも短距離がいいかと(笑) 富士急といえば関東では遊園地ですが、この辺では電車を指します。遊園地は「ハイランド」というようですね。

 この下山道、まだまだ距離も標高もあります。気合で降りますが、さすがにこれまで経験のない距離とアップダウンのせいで、確実な疲労感。指先のダメージもあり、CW-Xのスタビライクスなのにひざにも俄かな疲労感。来てますね…。ペースを少し落として、慎重に降ります。

 左手には、垂直な岩壁。屏風岩という見応えたっぷりな大岩の壁。山小屋からもよく見えましたが、真下で見ると凄いですね。落石に注意しながら進みます。

 屏風岩を過ぎ、樹林帯に入ります。つづら折れの山道を降り。途中には、色々な石仏や石碑が建っています。どうやら、この道もかつては仏教や修験道の影響を強く受けていたようですね。前知識皆無で降りていくと、各所に説明の看板が。全てを読みながら、この道について知っていきます。要約すると、三つ峠は古くから信仰の対象だったようで、富士に並ぶ霊山だったことが窺い知れました。

 そういえば、三つ峠という山の名前。別にこの山、峠ではないんです。峠の語源でもある、東言葉の「ドッケ」から来ているということを、以前ネットで読んだ事があります。奥多摩にも同じ名前の山があります、三つドッケ。信仰の対象としての、頂(いただき)の事を東言葉…、古くは土着の縄文人の言葉だと思うんですが、それらを「ドッケ」と呼んでいたんですね。多分、「カムイ」と同じように、神聖視していたんでしょう。それが、弥生文化との混交、大和政権の支配に伴い、ドッケが「とうげ」に変化していったのでしょう。そして山の名前も「三つドッケ」から「三つ峠」へと、変化したのですね。登ればわかりますが、確かに三つの頂があります。見る方向にも拠るでしょうが、恥ずかしながら実際そうだっとも知りませんでした。

 股のぞきという謎の看板と、Y字の松の木。何が見えるかは、実際にご覧になって下さい(笑)

 降りで疲れ果てた頃、ようやく達磨石に到着。この石にも、いわくがあるようですね。

 ここから先は舗装の林道なんですが…。何? 桜? しかも凄い数…。いきなり、桜の園に紛れ込んでしまいました。見渡す限り、一面の桜。それだけじゃない、満開。絶妙なタイミング? 霞か雲か、どんよりした天気の影響か、まるで白昼夢。桃源郷に踏み込んでしまったような錯覚。花びら一つ落ちてない、まさに見頃の桜に圧倒されながら。

 こんなの、もちろん予定に全くなかったです。驚きと、桜に圧倒されて、疲れも吹き飛びました。気が付けば、夢中でカメラのシャッターを切っていました。桜の木には、それぞれ名札が付いています。植林されたものだと、人間の手によるものだとはわかりますが、それにしても凄いです。何というサプライズでしょう。

 しばらく降りると、「憩いの森」との看板。石碑に宝くじ云々とあります。いずれにしても凄すぎ。とにかく花だらけ。カエデの木も若葉が紅葉していて、初めて見る紅葉のカエデと満開桜のコラボレーション。もう名前も分からないお花が、歩く道を彩っています。タンポポも咲いていました。セイヨウタンポポですね。物凄い数の花々に見送られながら、最後の最後で一面のシバザクラ。もう、変に感動してちょっと涙も。まさかのサプライズでしたが、とても心に残る山行となりました(*^_^*)

 

 麓の山の神様に、今日も無事の山行に感謝して。振り返ると、三つ峠が見守っていました。ここから見ると、三つ峠の意味がよくわかりますね。また、来たいですね。

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コメント / トラックバック2件 to "ほんじゃが丸と三つ峠ですよ"

三つ峠ですか、親の三つ峠に関するエピソードで印象深いです。
私が行った事はないのですが^^;
しかし見事な景色ですね。中継アンテナこんな感じで存在するのですね。
花に岩に神社に・・・色々と素晴らしいものばかりですね。
どうにもこの気持ち、感想?をもっと言葉に出せたら良いだろうなと思いつつw

こうした言の葉が、読んで下さる方々に、
山への興味、それから自然への思いやりに
少しでも繋がれば。

おこがましいかも知れませんが、
そんな思いでしたためています。

でもよっしーしゃんの言葉も、気持ちは伝わってきますよ~
いつもコメントありがとうです(*^_^*)

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