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梅雨の晴れ間の八ヶ岳ですよ

Posted on: 2011年6月5日

 八ヶ岳。元々は富士山と同じ、火山の独立峰でした。数万年の時間を経て少しずつ崩落し、今の形になりました。切り立った山並みは美しく、凡そ人の手には及ばない絶景。麓から眺めても美しいですが、その頂とは一体どんなものでしょう。

 本当は先週に行くつもりだったのですが、見事に入梅してしまい、檜洞丸に登りました。今週末は晴れるとの予報で、天気図を見ると高気圧に包まれて穏やかっぽいですね。内陸は快晴が見込まれていました。そうなったら絶好の登山日和。登るしかありません!

 今回目指すのは、南八ヶ岳の南の一角。編笠山と権現岳。標高はそれぞれ、2523m・2715m。自力登山では、もちろん最高峰? 富士山の6合目を含めていいのかどうか迷いますが(笑)

 朝3時に起きて中央道を小淵沢に向けてまっしぐら。準備万端、小淵沢のローソンでおにぎりを買って、麓の観音平駐車場へ。5:30だというのにもう満車。辛うじて空いていた隅っこに停めて、登山開始。雲ひとつ無い快晴です。

 カラマツ林の登山道入口。朝日が眩しいです。標高は1600mくらい。ツツジが満開でした。

 この辺りはまだなだらか。八ヶ岳は元々火山ですから、麓はとてもなだらかです。しばらく登ると雲海という見晴台へ。振り返ると富士山が!雲海の上に顔を出しています。凛々しい男富士、見事ですね。静かなカラマツ林をのんびり登ります。
 だんだんと、大きな岩が目に付くようになります。石老山ほど大きくないですが、山の歴史を静かに物語る、長老のような大岩ですね。苔生して、さらに威厳があります。太古の昔の大噴火、とてつもない規模の地殻変動、一体何があったのでしょう。想像は膨らむばかり。

 カラマツ林と相まって、ダケカンバやナナカマドが。倒木の周囲から空が見えます。豊かな原生林ですね。全く人の手が入っていない自然林。

 この辺りで、標高が2000mを超えます。ちょうど大菩薩嶺と同じくらい。森林はまだまだ深く続きます。

 さらに進んで、押手川。今まで涸れ沢のようだった岩の道に、突然水場が。水は綺麗ですが、ちょっと飲めそうにないです。周囲は苔生した岩と、這うような木の根。まるで宮崎アニメの深い森の中のようです。神秘的ですね。雰囲気は、富士山の樹海にも似ています。とはいえ、こちらのほうが圧倒的に古い森でしょう。土が豊かには見えませんでしたが、岩の隙間を縫うように生えている木の根が、生命力を感じさせますね。

 押手川を過ぎると、どんどん坂が急に。それに合わせて標高もぐんぐん増してきます。樹林も低くなり、振り返ると富士山! そして南アルプス!

 まさに絶景です。この先、さらに高くなると、一体どんな景色が見えるのでしょう。気持ちも高ぶります。
 間もなくハシゴ。この辺りから手を使ってよじ登る箇所も。でも楽しいですね。

 森林限界を超えると、一気に視界が広がります。麓の町並みも見えますね。遠くの富士の手前には甲府盆地。頂上はもうすぐです。

 編笠山の山頂到着です。人が結構います。周囲360度の絶景。北アルプスも見えます。蓼科や、今まで編笠山に隠れて見えなかった、八ヶ岳の山々が目の前に現れました。これもまた絶景です。しばし景色を楽しみます。

 程々に楽しんで、先へ進みます。目指す権現岳はまだ先。
 編笠山の北斜面には残雪。でもほんの少しですね。

 下を見ると、青い屋根。青年小屋という山小屋。あそこを目指して一気に下ります。

 途中から大きな岩が転がる岩塊斜面。○や×、矢印のマーキングがあり、それに従って岩の上を飛び石のように進みます。岩場を過ぎると、先ほどの青年小屋。ここからまた、一気に登りです。

 再び樹林帯を抜けていきます。枝が低く、ザックに絡みますね。ザックの上にはGPSロガーを付けていたのですが、この辺りで一度落としました。しっかりつけなおしたつもりでしたが、結局どこかでまた落としてしまったようです。

 探しても多分見つからないと思い、諦めました。値段は5,000円くらいでしたけど、命を落とすよりマシかな。まあヤマレコにアップするだけでしたし、もっといいGPSが欲しいし。

 ホントはGPS内蔵の無線機が欲しいんですけどね。ただこれ、ロガーとしては使えないんです。APRS用ですね。APRSで送信して、それをログとして使えるのでしょうか。その辺りはよく分かりません。GPSと無線機が一つに出来れば、荷物も減らせるんですけどね。難しいものです。

 こちらの稜線も森林限界を超えると、岩だらけになります。ノロシバから先はまさに岩山。鎖場が続く急斜面。角度にして45度くらいでしょうか。高所恐怖症だと、多分ここでギブアップ? 鎖があるものの、基本的に三点支持で進めます。ストックは、二本のストラップをカラビナで繋いで、首にかけておきます。こうすれば、ザックを下ろさないで済みます。

 下を見ると、凄いですね~。登っている間は下を見ないので、別に怖くないですけど。ちょっとした見晴台があって、そこからの眺めも良さそうですね。

 

 岩場を登りつめると、目の前にギボシ。この頂は、権現岳の双耳峰。元々は繋がっていたんでしょうか。富士山のような火山だったとすると、もっと高い稜線で繋がっていたと思えますが、今の山並みから、かつての八ヶ岳を想像するのは、難しいですね。

 ギボシの手前に登山道が付いていて、右に巻いていきます。その先がまた鎖場。写真の通り、実際の傾斜は45度くらいなんですが、体感的にはもっと急な斜面に思えるんですよね。まあ、むしろ手を使いながら進めるし、三点支持に徹すれば何も怖くないです。

 ギボシの鎖場をクリアすると、目の前には八ヶ岳の峰が! 赤岳に阿弥陀岳、向こうに横岳、そして天狗岳かな? ここまで来なければ決して見ることができない、素晴らしい山々の姿です。

 振り返れば、編笠山も。ここから見ると、ずいぶんかわいい山です(笑)

 山頂の手前が賑やかでした。ここでお昼ご飯を食べることにします。カメラをお願いして、記念撮影。赤岳と撮るか、富士山や権現岳を入れるか、構図に迷うところですね。逆光になりそうだったので、赤岳とのツーショットにしました。

 とりあえず山頂に向かいます。

 山頂は目の前ですが、凄い岩場ですね。特に東側が絶壁。覗き見ることはしませんでした。GPSロガーを落としてますし、命まで落とすわけにはいきませんし。

  

 南を仰ぐと、南アルプスです。同じくらいの高さですね。左右の稜線は、右が登ってきた筋で、左が降りる筋です。

 さあ権現岳山頂やった~ヽ(^。^)ノ 何か刺さってます。鉄の、何でしょう?? 鎌みたいな剣みたいな。このちょこんとした岩が、さっき見たあれででしょうか。人一人がやっとの狭い場所なので、写真だけ撮って先ほどの賑やかなところへ戻ります。そちらで早めのお昼ご飯です。

 例によって、リフィルのカップめん。今回は、炭酸飲料を持参! SnowPeakの、缶ごと冷やせるボトルを買ったんです。これで炭酸も頂上で楽しめます。気圧が低いですから泡が一気に吹くかと思ったんですけど、少しずつ少しずつ開けて、ガスを抜いてから開けたら大丈夫でした。山頂の炭酸は美味しかった!
 ここで満腹になり、おにぎりを食べ忘れました。後々これが、裏目に出ます(笑) 。

 お別れに、権現岳の片隅の富士山を。富士山は雲に隠れることなく、最後の最後まで見えました。ありがとうございました。

 稜線を降っていきます。途中に鎖場などはあるものの、さっきのような急斜面は全くありません。気が抜けるほどなだらか。少しだけ登り返して、三ツ頭。ここも眺めはいいですね。権現岳ほどではないですが。

 どんどん降ります。あまりにも楽ちんな稜線。森林限界を抜けてカラマツの樹林帯。視界がどんどん奪われていきます。もうあまりにも単調だったので、休憩もせずに降っていたのですが、やっぱり…。シャリバテの影響が。

 以前にもありました。行動食を口にしながら下山するべきでした。おにぎりがあると分かっていても、座って休めるような場所も全然なくて、降りだから楽だし、時間も天気も問題ないため、休憩さえ取らずにどんどん降りてしまいました。

 麓から駐車場に向かう道まできて、足ががくっと。うあ、シャリバテだ…。駐車場手前が、実はちょっとした登り返しになっていて、これが辛かったです…。痛みがないだけに、このシャリバテには参りました。おにぎりを食べなかったことが、最大の敗因でしょう。やっぱり、行動食としっかりとしたお昼ご飯は、重要ですね。良い経験になりました。

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コメント / トラックバック8件 to "梅雨の晴れ間の八ヶ岳ですよ"

雲海の中の富士山、とても美しいですね。

自己最高峰の山登頂ですか。
すごいですね。
高い山に登ると見える景色って全然違うんでしょうね。

「シャリバテ」って初めて聞きました。
ご飯って重要なんですね。パンじゃやっぱり駄目ですか?ww

こちらは週に数度襲ってくる片頭痛に悩まされておりまして、
あおいさんのアクティビティーが羨ましい現在の私です。

片頭痛大丈夫ですか?
何だか大変そうなので気になってました。
ストレスでしょうか…。
ゆっくり養生なすって下さい。

お陰様で無事に登ってこれました(*^^*)
一応最高峰ってことになるんですけど、
多分それも、富士山に登れば過去の話に
なりそうですね(笑)

さすが八ヶ岳、明峰と呼ばれる山々が集う、
神々しい世界でした(^_^)v

シャリバテは気を抜くとすぐ出ますね~
パンはすぐエネルギーになるそうで、
いざという時にはご飯より良いらしいですよ♪

こんにちは。
全く同じ観音平から編笠~権現の周回コース、去年の秋に計画したのです、雨で中止になりました。
参考にさせてもらいます。
というわけで今年の夏、リベンジの予定。
八ヶ岳は山小屋も多く、縦走も楽しめるお気に入りです。

ぜひ、最高峰の赤岳の登頂お勧めします(^o^)丿

赤岳の勇姿、眺めて参りました。
すごい、本当にすごいですね。
いつかは登ってみたいと思いました。

編笠~権現は本当に面白かったです♪

[権現岳」晴天で良かったですねエ 雲の上に出た富士山 歌のようで綺麗でしたね
VIDEOのおじさんです笑
そうそう名乗り忘れましたが正式には 「おじさん登山隊」 隊長のMさんですよ
貴女ののブログ山が本当に楽しそうで此方も楽しくなります
雨の登山も又良しですね
梅雨が明ければ山本番です
富士山登ってください

Mさんこんにちは(*^^*)
権現岳ではどうもです♪

ビデオ拝見しました(笑)
山行の動画って面白いですね~
やっぱり動きがあると、急斜面の登りの迫力とか
リアルですね。思わず見入ってしまいました。

富士山は梅雨明け直後を狙っています。
須走か吉田か迷っていますが、
須走のほうが面白そうですよね?

Mさんのビデオも、次回を楽しみにしてます(*^^*)

リハビリ?の山登り、本格的になっているようですね。
それにしても素敵な写真がいっぱいです。
自分もそこにいるような気分になりました。

でも、頑張りすぎてケガなどしませんように。

そうですね~
回を重ねて、何とかこの高さまで到達しました(*^_^*)

ケガには気をつけます(^^ゞ
最悪、命を落とす可能性もありますからね…(>_<)

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 岐神葵のブログらしいです。
「事実は小説より希なり」
 架空の人物の閉じた世界のありえない話なんかより、何百倍も面白いリアル体験。そんな人生を目標に、意味不明な挑戦と挫折を繰り返しています。

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