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フィギュアスケート美のテクニックですよ

Posted on: 2011年6月15日

つい最近発売された、フィギュアスケートの教本。

フィギュアスケート美のテクニック

位置付けとしては、山田満知子先生のDVD付きが初心者~初級、大森芙美先生の50のポイントが中級あたりの教本とするなら、これはその上。上級という位置付けになるかと思います。バッヂテストで言うと3級以上かな。監修は、札幌オリンピック日本代表だった、樋口豊先生。さすが三番手という内容で、これまでの教書を上手くカバーしながら、更に深く、幅広く解説しています。

いずれの教本も、エレメンツを解説したものではあります。満知子先生のは、見真似で習う子供向きというか、基本的な動作に終始しています。バッヂテストを受ける子供が、感性を生かして体で覚えればOKみたいな。DVDがメインで本はなぞった程度。恐怖感を拭い去って、見真似で覚えられる人にとっては必要充分なんですけど、これが行き詰まるとハイそれまで。特に、頭で考えながら地道に練習する大人にとっては、疑問だらけ。そこで、先生の存在が脚光を浴びるのでしょうけど、まあ教本としては初級なわけです。

続いて50のポイントですが、その不足を補う、解説書と言っても差し支えないでしょう。逆に、これは子供にはちょっと難しい内容。噛み砕いて説明しないと、ですね。大人にとっては、先の疑問を解決する手助けになるし、初歩の導入から発展まで記されているのは、有り難いです。この本に、かなり教わった方も多いんじゃないでしょうか。反面、ヴィジュアルが弱いので、そこは先のDVDと組み合わせることで、補完できます。いずれにしても、この二冊の教本は、初級段階から中級に至る辺りまで、とても心強い教本には違いないです。古い本もいくつか入手しましたが、これらを越えるものは、まずありません。

とはいえ、それも中級あたりまで。やっぱり、全てを網羅するものというのは、ありませんね。望まれていたのは、言うまでもないですね。更なるレベルの、上級者向けの本。それこそ、まさにこの本なんですね。

最初の章が、いきなりジャンプしかもアクセルから始まります。その点からも、この本の要求するものが窺えます。しかし高難易度のジャンプに終始するわけではありません。第1章はメインエレメンツでジャンプ~スピン~ステップ~スパイラルと続き、第2章はなんとベーシックスキル! 初心に帰れという順番ですね。そして第3章に来てプログラム・パフォーマンスとなります。これまでの、エレメンツに終始した教本とは大きく異なり、より競技に則したものです。そういう意味では、これまでの教本は、言わばバッヂテスト向け、この本は選手の出場する競技会に向けたものと言えそうです。
まあ、フィギュアスケートは競技ですから、必要不可欠な内容には違いありません。それが趣味であったとしても、競技に則さない滑りは単なる滑走でしかなく、最早フィギュアスケートではありません。美の技術こそ、フィギュアスケートの真髄だと、この本は教えてくれます。

ともすると、これまでの本は、美の技術というより技術のための技術、という感触もありました。コンパルソリーには触れていないものの、一種の様式美かと思わせるような印象はありました。もちろん、フィギュアにとって基礎は要です。絶対的な技術の世界です。そこに完成された技術による、様式美の存在は、否定しません。しかし、フィギュアスケートは、そんな難解なものじゃないですよね。誰でも、見て楽しめて、美しくて、感動する。それは技術の完成度なんかじゃなくて、アーティスティックな挑戦とその成果なんですよね。

もちろん、それを体現するには、それなりの鍛練、経験、技術が必要です。順序よく刊行されたのが何とも不思議ですけど、ようやく3冊目の教本にして、そんな美のテクニックの扉を開ける、そんなところなのかも知れません。申し合わせたようなタイミングなんですが、私自身も丁度、1回転のジャンプをどうにか習得し、ある意味で行き詰まっていました。なるほど、 美のテクニック。

3冊目にして、また同じ台詞。「目から鱗」ですよ。だから、フィギュアスケートは面白い!やめられない!

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コメント / トラックバック2件 to "フィギュアスケート美のテクニックですよ"

初めまして。今年2月からフィギュアスケートのレッスンを受け始めました。来年50歳になるOL(オールドレディ)です。
先生は大学生から大学のフィギュアスケート部に入り、スケート漬けの学生生活を送られた方で、理屈から丁寧に教えてくださいます。
貴ブログは、リスポートを履いてみたいと思い、検索していたところ行き着きました。非常に参考になります。靴はオオタとWIFAを持っていますが、どちらも一長一短あり、使用感が全く異なるのでまいりました。いまはオオタを使用しています。
さて、私は神宮スケート場で週末レッスンを受けていますが、樋口先生をよくお見かけします。ご高齢でいらっしゃるにもかかわらず、1回転ジャンプなどは幼児に実演して教えていらっしゃり、両足スピンもその場でさらりと力を抜いて回るだけで何回転もできるすばらしさ! いつも休憩するふりをして樋口先生のレッスンを拝見しています。
ご紹介の本にある基本中の基本であるフォア・スケーティングですが、いまだに「ダイヤモンド」が見つけられず、というより、踵に乗れないのでストップがかかり、伸びの良いスピードのあるスケーティングができず暗澹としています。
まだ、モホークもできないのにスリージャンプの練習を始め、年末には某リンクを全面2時間借り切り、先生と2人で滑ろうという無謀さ。
長々とコメントして申し訳ありません。
とても貴ブログは勉強になります。
心より感謝申し上げます。
フィギュアスケートは観るよりするのが楽しいです。

コメントありがとうございます。

オオタのシューズをお使いなんですね。
いずれにしても足に合うのが一番かと思います。私はリスポートが今の所ベストですね。

私のメインサイトで、何となくスケートの滑り方について書いております。
よろしかったらお目通しください(*^_^*)

http://www.kunadonic.com/skate/

ダイヤモンドについては、私なりには見つけ出せたかな?
スケートは蹴らなくても、足踏みするだけで実は加速するんですよね。
さらに、足踏みさえしなくても、どんどん加速させることが出来ます。
例えば片足スネーク。
あれってダイヤモンドに近い所に乗ってないと絶対出来ないです。
それからスイングロール。
フリーレッグを振るだけで加速できるんですが、これもダイヤモンドを使ってます。

モホークはアクアリンクの女の子に一度お教えしたことがありますが、
その時は「右肩から左肩に乗り換えるイメージでうまくいく」と教えて、
一発で出来るようになりました(右足>左足のモホーク)。

足ばかりに気をとられがちですが、実は上半身の「軸」が大切ですね。
この軸をどう移動させるかが決め手だったりします。

趣味で始めてどうにかシングルのサルコウ・トウループくらいは出来るようになり、
スピンはシットとクロスフット程度ですが、何とか楽しくやってます(*^_^*)
私の分かる範囲であれば、分からないことなどもお教えできるかと思います。
お気軽にコメントくださいねヽ(^ー^)ノ

今後ともよろしくお願い致します。

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 岐神葵のブログらしいです。
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 架空の人物の閉じた世界のありえない話なんかより、何百倍も面白いリアル体験。そんな人生を目標に、意味不明な挑戦と挫折を繰り返しています。

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