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楽な商売には違いないですよ

Posted on: 2012年6月20日

 取引先から電話があり、新しい事業の提案がありました。おいしい話なのでもちろんやぶさかではないですが、如何せん先方のポリシーがこちらの思惑通りにならない雰囲気で。そこを曲げてもらえない限り、望み通りの成果に繋がらないんですよね。困ったもんだ。そこがどうにかならないなら、これは仕事になりませんから。

 そんな話の折に、随分稼いでるんじゃない?みたいな事を言われて少し戸惑いました。生活するのに困らない程度は稼いでますけど、儲かる商売だとは思えませんね。今時、珍しくもないです。時給単価で考えれば悪くないのは確かですが。それはまあ、頭を使う仕事だから。ポンと出たアイデアを形にするのは、それこそものの5分で済んじゃうこともあります。それが数万円の価値を持つのだから、おいしいといえばおいしいですけど。でも、そのポンのアイデアが出るまでに、数ヶ月。長いと1年以上も頭を回転させ続けた結果なので、正直これっぽっちもおいしいと思えなかったり。

 技術職だとは思いますけどね。イラスト描いたり文章仕立てたり、ページのデザインとか。この辺りは作業的です。でも、それだけじゃダメ。それだけなら、学生でもできます。本当に売れるサイト。効果の見込めるサイト。SEOに優れたサイト。総合的に「よくできました」なサイトでないと、お金になりません。

 だから、例えば印刷屋のサイトであれば、別に自分は印刷屋でもないのに、印刷の勉強をする。その商品を徹底的に比較分析する。競合他社を徹底的にリサーチする。その会社の独自性を見出して、綺麗な写真を撮り、コピーを考え、説明を書き、ページをHTMLでデザインして、FTPでホスティングサーバーにアップロード。そこから、今度はGoogleだのYahooだのSEOを考えて、その結果から顧客サイドのニーズをはかり、今後の提案を含めて新しい商品や事業の展開などを提案する。そういう仕事。

 この仕事は、スペシャリストでもテクニシャンでもプロフェッサーでも、務まらない気がします。はっきり言って、適任は「遊び人」。しかも、一通りの知識と経験を持ち、ある程度の事を何でもこなせる器用さと、出来なくても出来るように出来る出来の良さ、…って何だ(笑) 根性というか底意地みたいなものかしら。いずれにしても、サイトの作り手はその当事者じゃないわけで、知らないことは当然ありますが、知らなきゃ何も作れません。あたかも、当事者が説明するかの如く作る必要があります。それはもう、勉強の賜物です。もちろん、同業他社との熾烈な競争もありますから、少しでも優れた内容にしないといけません。当社の何がどう優れているのか、そこを引き出して初めて、独自のサイトとなっていきます。顧客との結びつきも考えながら、自分が作り手なら?お客なら?と常に問いながら、お互いが最大の利益に繋がるよう、形作っていきます。その原点は、まさに遊び。こんな面倒な仕事は、生真面目な技術屋には無理。

 これが、WEB屋の仕事の本質です。呆れるほど、人生の回り道を必要としますし、それが食いっぷちになる変な商売です。

 ついでに。10年前はWEB以前に、小さな会社にはまともなPCさえありませんでした。今でこそ、どんな会社もWEBサイトを持ってますけど、小さな会社にそれを提案する前に、まずはPCの購入が大前提でした。そこにこの商売の最初の足掛かりがありました。右も左もわからないですから、PCのセットアップから。そこから、パソコンの先生という商売を得ます。そして、当時のPCは頻繁に不具合が発生しました。メンテナンスが必須。先生が終わると、今度はメンテナンス契約に切り替わります。その流れで、WEBサイトの構築が平行しますが、この段階ではまだ「稼げる」ほどのサイトは作れませんでしたね。

 一社一台のPCが、一人一台に変わっていき、ネットの速度も鰻登りに向上。PCの不具合も、頻繁には出なくなります。メンテナンス契約が形骸化する前に、稼げるサイトを作ることが本分となりました。当然の流れですけどね。この仕事の変遷の中で、自ずと技術は磨いてきましたから、戸惑うことはありませんでした。仕事が安定していく中で、趣味で作ったいくつかのサイトが大ヒット。それを踏み台に、商業サイトに技術を転用していきました。今で言う、SEO対策の走りです。そうして、間違いなく「稼げる」サイトを作れるようになりました。

 と、10年位前独立した方々は、こうした流れで多分今も続けていらっしゃる方が多いかと思います。この波に乗り切れなかった人は、どうでしょうね。PCであれば、WEBでなくとも他にもCADとか、DTPとか、プログラミングとか、入力とかデザインとか、音楽とか、映像編集とか、私自身色々な業種と関わりました。専門職でなくとも、データベースとかはどんな会社でも欠かせません。どのような形でも、食うには困らない(笑)

 稼げる商売だとは思いませんけど、楽しい商売だとは思いますね。

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