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Archive for 5月 14th, 2013

ガイドブックを読み漁ったり、ネットの情報を紐解いたり、といった下調べは、通常殆どやりません。初めて登る山の下調べは、地形図でのルートの確認と、危険情報の有無だけです。まあその段階で難易度や行程時間、休憩や必要装備などは経験則で判断できます。それより、例えば見える景色だの、動植物の情報などは、行く前に見ても大して意味がないですね。だってどの道、見に行くんですから。

最低限の情報だけ携えて、何の予測や期待もなく突然その光景を味わうのが、好きなんですよね。

映画のラストシーンや推理小説の核心のようなものでしょう。

だから事細かく写真付きで解説しているものは、避けますね。そういう意味では、ヤマレコ情報も一度行った山なら隅々まで目を通す反面、これから行く山は地図と基本情報しか読みませんね。写真は全てを伝えきれません。でも実際に見たものであれば、共感できますから、写真を見る目も違います。

何も知らずに目の前に現れる絶景は、その印象も強烈です。心に刻むとは、まさにこの事でしょう。友人を連れていく際も、素晴らしいとは語っても何がどう素晴らしいのかは、伝えません。実際に自分の目で見て、素晴らしいと体感してほしいから。

下手なガイドブックで、素晴らしい写真を参考に期待して出掛けて、幻滅することもしばしばありました。写真は所詮、現実とは違います。いえ、カメラはむしろ絵を作る道具です。その腕前が優れれば優れるほど、現実とはかけ離れるものです。それを痛いほどよく知っていますからね。わかりやすい例としては、札幌の時計台とか。

写真に撮れない絵を目指し、絵に描けない写真を目指せとは、私のとある師匠の言葉です。関係ないか(笑)

いずれにせよ、目の当たりにする以外、その真の光景を味わうことはできませんね。まあ、それを写真に納めようとして、脚色抜きでその感動を伝えようとして、それができたものなら、まあ一人前でしょう。簡単じゃないですよ。だからこそ、面白いんですけどね。

そういう写真を掲載しているガイドブックなどが、極めて稀ですが、あります。そんな景色は到底お目にかかれません。それを期待しても、いい意味で裏切られます。そういう写真こそ本物ですし、そういうガイドブックこそ、未知の山への夢と期待をもたらします。

そうした恐らく自然という偉大な神々と出会うことの許された、かのような、色々な事象の究極的なものなんでしょうね。もちろん優れた機材に、それをフレームに納めるテクニック、そこに到達できる体力、そして自然の織り成す偶然。全てが揃って、ようやく人の心が動かされる写真となるのでしょう。

で、そんな景色を期待したって、見ることは叶いません(笑) 写真は写真なんです。でももしかしたら、違った絶景が待っているかもしれない。実際、違う素晴らしさを幾度も体験しました。それがわかってくると、ガイドブックの情報でさえも、所詮一時の断片的情報に過ぎないと悟れます。ガイドブックなんて、そんなもんでしょう。

だから、幾度となく、山に登るんですよね。

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 岐神葵のぼうけんのしょ。

 岐神葵のブログらしいです。
「事実は小説より希なり」
 架空の人物の閉じた世界のありえない話なんかより、何百倍も面白いリアル体験。そんな人生を目標に、意味不明な挑戦と挫折を繰り返しています。

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涼規じゅん

  • 身体が第一なので、色々無理ないように出来る範囲で何かしら頑張りたいなって思ってます(*ノдノ)まずは体調戻さないとだ…。 1 week ago
  • 12月は新刊の宣伝頑張りたいので、宜しくお願いしますー。本文サンプルもあげたいし(;´▽`A`` 1 week ago

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