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Archive for 7月 8th, 2013

個人的には2回目の富士登山。友人との山行では目標でした。ついにその念願叶い、昨日登ってきました。

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-318390.html

友人との山行は、天候に恵まれない日が多かったですね。週末に予定を組み、土曜日か日曜日の選択で行ってきましたが、晴天の日を狙っても半数近く外れ、雨登山の予定も快晴という始末。一人で登ると、それほど気にならないということでしょうか。或いは、平日に登れるかどうかというのもあるかもしれませんね。

尤も天気は、神々のなさる業ですから、そもそも思い通りにならないものなんでしょうね。そういう意味で、予めあらゆる天候を想定していたことは、むしろ登山の技術を向上させましたし、何より天気の移ろいさえ楽しみにできたのではないかと、そんな気もしています。

確かに、快晴であれば山頂で絶景を楽しめます。最も分かりやすい山の魅力です。でも、それだけじゃない。それ以外の多くの楽しみが見つけられれば、山登りはもっと楽しくなります。天気の悪い日だって楽しめる。天気の良し悪しも神の気まぐれと思い、それすら受け入れることができたなら。そんな気持ちが強かったです。

秋の紅葉に始まり、初雪と霧氷、軽アイゼンでのアイスバーン、花見登山、そして雨登山。あらゆる天候を受け入れられれば、四季の移ろいの全てが美しさを放っていると気が付くでしょう。自然の生き物は、その境遇に関わらず、その全てを受け入れて生きています。不要なものなんて一つもない。人間にとっても、いずれも欠け替えのない存在です。

自然が牙を剥く、という言葉を耳にしますが、私からするとそれは人間の方便に過ぎないと感じています。恐竜が絶滅したそれでさえ、それが自然の有り様だと思っています。自然に犠牲は付き物です。しかし無駄な犠牲は一つもない。淘汰もまた進化のための大切なプロセスです。人の命を絶対視する日常に覆い隠された、生きるものの極当たり前の宿命。私が重ねてきた山行で得た、一番の宝物が、そんな欠け替えのない命の本当の姿でした。

とても不思議なんですが、友人を連れていくためにと、天候まで含めた予定を立てると、それが裏切られる事が多かったように思います。それ以前の、一人登山では考えられなかったことでした。そう、一人だと不思議と、天候なんか考えなくても良かったんです。大体、考えていた通りになっていました。あるいは、妥当な表現か分かりませんが、自分の意思さえ天候に支配されていたというか、虫の勘が働いていたというか。

そういう意識で考えたことはなかったですが、自分が登ろうと思えば、期待通りの天気でした。天気予報は見ますし、それに合わせて行く山を決めていたのも事実です。それにしても、大きく期待を外れることもなく、これまで登ってきたことに改めて気が付きました。

いざ二人登山を始めてみると、それまでの天候がまるで掌を返したかのように、予測を外すようになります。そんな中でも、一人で山に行く分には、やっぱり高確率で好天に恵まれています。これについては、天候を受け入れる度量の問題なのかどうなのか、今一つ分かりませんが、今のところその傾向を覆すような事例は少なく、外れ傾向の実績だけを重ねつつあります。

そもそも自然も天気も、思い通りになんかなりません。それを受け入れるところから始めないと、期待もなにもないのかもしれませんね。そういう心積もりで色々と鍛練を重ねてきたつもりですが、心のどこかで無心になりきれていないのでしょうね。

登山にはまず、危険が付き物です。死ぬときは死にます。しかしそれは、心の持ちようで防ぐことができます。生きて帰るという強い意思も、必要ですね。そしてこればかりは、人任せにできません。富士登山を無事に終えて、今強烈に思うことは、自分の命さえ人任せにしてしまっては危険すぎるということです。

ツアーにしても、グループ登山にしても、責任者が伴えば、何となく安全という意識があるかと思います。しかしそれでも事故は発生します。ある意味私自身が、そんな命の責任者になっていたと気付きました。でも実際には、自分は助けられるが、他人まで助ける自信は皆無でした。できることは、自分が助かる方法を、教えることだけです。でも、それでいいんだと思いましたし、今もそう思います。

天候が思い通りにならなかったと言いましたが、実は一番教えたかったことが、それだったと、今書いていて気が付きました。そういう意味では、彼はいい経験をしてこれたのかもしれませんね。

彼には、教えるべき事を全て教えました。これからは一人で、自分の力で、色々と学んでほしいと願っています。彼が望むなら、あとは自然が全て教えてくれるでしょう。そうなってくれれば、本当にいい山友達に巡り会えたということですね。山に誘い、連れていった甲斐があったというものです。

一緒に登ってくれて、本当にありがとう。
また、登ろう。

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 岐神葵のぼうけんのしょ。

 岐神葵のブログらしいです。
「事実は小説より希なり」
 架空の人物の閉じた世界のありえない話なんかより、何百倍も面白いリアル体験。そんな人生を目標に、意味不明な挑戦と挫折を繰り返しています。

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涼規じゅん

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