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Archive for 8月 2013

1ヶ月ほど使ってみました。ミラーレスデジ一は全く初めてですので、その点はご理解ください(笑)

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まずその小ささ。これはもう一眼レフとしては驚異的ですね。山用カメラで最も求めていた性能として、可能な限り小さいこと、という条件がありました。この要求を満たさないが為に、一眼レフは選択肢にありませんでしたが、ミラーレスを手にしてその観念が瓦解。結果、唯一の選択肢に変わりました。

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コンデジでも優れたカメラが目白押しながら、やっぱり魚眼やレフレックスの超望遠、明るいレンズなど、レンズに対する要求は山登りでは結構欲張りです。どう考えても、一眼レフには敵わないんですよね。登山装備としてのサイズ的な要求に叶い、かつ優れた性能を持つもの。最大公約数にPEN miniはあると思います。

その要求でいくと、レンズも選ぶ必要があります。パンケーキレンズをうまく組合わせると、ショルダーポーチに収納できる大きさでまとまります。パンケーキレンズは通常、レンズ枚数が少ないものの口径が小さいので、明るさはそこそこ。しかし山登りではそれほど明るさは必要でないので、問題ありません。ボケが欲しい場合も、概ね小さい被写体が多いため、寄れば解決します。昆虫や鳥などの生物となると、難しくなりますけどね。

面白いと思ったのは、アートフィルタやライブガイドですね。実は購入前には、こんなの絶対に使わないと思っていました。これがまた、認識を大きく変えさせられた要素でした。これらは、フィルムカメラで言えばフィルターですね。もしくは現像処理だったり。要するに、PCでPhotoShopを使って処理するのと概念は同じですが、それがカメラでリアルタイムで出来ると、概念そのものが大きく違うように感じられるから不思議です。

ソフトフォーカスやセピア・赤・青などの色フィルタは昔からよく使っていました。これがデジタル処理で簡単に出来てしまう。なるほど凄い。さらにはクロスプロセス、パンクロといった現像処理もカメラで出来てしまう。いやはや参りました。

センサー自体の進化も驚愕。10年前のデジカメの概念では考えられない進化ですね。ISO感度で25600という数字、最初は理解すら出来ませんでした。フィルムカメラで言えば増感かな。そのISO感度がリアルタイムでフレキシブルだという点でもショッキングではありましたけど、夜間の室内でもフラッシュや三脚を使わなくても、多少画質が悪いながらも手持ちで撮影できてしまう。かつて真っ暗な劇場で苦労した撮影の仕事などが思い出され、その点で感動的でした。凄すぎます。

はっきり言ってこの感度を見た時点で、昔のトラウマから一瞬にして解放されました(笑) もうその時点で買うのを決めてしまったんですけどね。

同じ程度の数字でコンデジなどもありましたけど、なぜかピンと来なかったんですよね。気が利くようで実は使い勝手が悪い電動ズームとか、マニュアルでのピント合わせがやっぱり欲しいとか、結局一眼レフでないとダメだったんでしょうね。

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タッチパネル液晶で、ピント合わせの枠をピンポイントで指定し即撮影とかも、なかなかいいフィーリングでした。オートフォーカスは、フレーミングとピント合わせが二段階の操作になってしまう難点がありました。これが、タッチパネルのタッチAF機能で、フレーミングして指で画面に触れた瞬間に即AF作動してシャッターが切れます。これ、説明するのが難しいんですけど、新しい感覚ですね。面白いです。

セルフタイマーで連写の設定が自由にできるというのも、かなり便利。ナチュラルショットを押さえたり、一人登山で証拠写真を確実に撮るにはとても便利でした。定点でのインターバル撮影に似たことも出来そうな?

動画撮影はおまけかな(笑) スケートなんかだと便利ですけどね。

細かいところでは、Bluetoothでスマホに画像を簡単に転送できるオプションがあること(早速買いました)、32GのSDで数千枚撮影できること、ポラリエを使った星空撮影にも向いていること、ボディーキャップレンズでパンフォーカス撮影ができること(これも買いました)、等々。

レンズですが、トキナーのレフレックス300mm、SIGMAの単焦点、45-150mmの望遠ズーム、F0.95の標準レンズなど、いずれ欲しいものが多いですね。小型軽量で比較的安価というのも、マイクロフォーサーズの利点かと思います。

未だ全ての機能を網羅していません。まだまだ発見があるでしょう。これらの発見は、買う前は全く想像もしていませんでしたし、出来ませんでした。なるほど、今時のミラーレス。まだまだ楽しめそうですね。

まあ一眼レフ話を進めましょう(笑)
とにかく膨大な数の被写体があり、臨機応変にカメラのレンズや設定を変えていかなければなりません。とはいえ写真撮影が目的でなく、そればかりに時間や手間を取られるのは望ましくありません。

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まず登りは基本的に標準ズーム一本で決めてしまいましょう。これには理由があります。広角レンズや望遠レンズを使用する機会は、そのほとんどが頂上もしくは稜線だということです。麓から遠くの山は見えないし、広大な景色もありません。登れば登るほど、そうしたレンズの価値が生かされます。だから、登っている最中に頑張る必要性は薄いわけですね。ま、早く登れと(笑)

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山によっては頂上付近の展望が乏しく、手前の展望台の方がいいこともあります。それなら、そこを撮影スポットと決めて、レンズを付け替えじっくりと撮ればいい。行動中は標準ズームに徹し、望遠は取り出しやすいザックのポケットやサブバッグ等に入れておくわけです。こうした使い方ができるのも一眼レフの本領ですね。

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私の場合、行動中はカメラポーチ等に入れ、頻繁に取り出し収納を繰り返します。かさ張る一眼レフをどうやって携行するのか、これは大変難しい問題です。幸いに私のPEN Miniは標準ズーム装着時でも、mont-bellのショルダーポーチに収納できます。このコンパクトさは山用カメラとしては、最高性能と私は評価しています。コンデジなら、こんな悩みはないんですけどね。

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頂上こそ、わざわざ一眼レフを持ってきた甲斐があるという場所です。時間の許す限り、写真撮影を楽しみましょう。望遠レンズも広角レンズも、ここでこそその真価を発揮するでしょう。

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下山時は、状況によっても変わってきますが、時間が許すなら時々足を止めて撮影してもいいでしょう。それでも事故の危険性は登りよりも下りの方が圧倒的に多く、疲れも重なるため慎重に行動するべきです。写真撮影に集中するあまり滑落したという話も聞きます。また山の午後は雲が発生しやすく撮影に不向きなことも多いです。

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カメラは何であれ、登山の楽しみを何倍にもしてくれる心強い相棒です。これがベストという選択肢もありませんし、その楽しみ方も自由です。是非皆さんも、素晴らしい景色や自然の生き物を、写真に撮ってみてください。きっと何にも代え難い、宝物になるはずです。

凄く難しいです。何を撮るのかで大きく変わりますが、下は携帯電話から上は大判のフィルムカメラまで。プロユーズの話をしても仕方ないので、一般登山で話を進めます。

今は携帯電話内蔵のカメラでさえ、そこそこの性能を持っていますから、必要にして充分でしょう。それでいいなら、それでいいです。でももう少し、いい写真が撮りたいなと思ったら、カメラを持っていきましょう。

コンパクトデジカメというカテゴリーは、今や日本のお家芸とも言うべき品揃え。その中には、アウトドアや文字通り登山に最適な仕様のカメラもあります。防水で耐衝撃、低温でも機能する高性能。光学ズーム内蔵で、一端の一眼レフ並みの写真も撮れます。登山用としては、最適かもしれません。

しかし、ある種の目的に特化したものは、犠牲にされた箇所も散見されます。この登山用カメラの場合、耐衝撃を意識しすぎたのか、コンパクトと呼ぶには少し大きめです。カラビナ付属でデザイン的にもヘビーデューティーですけど、山以外で使うには抵抗があるかもしれません。

汎用性や携帯性を考えると、山に最適であることのメリットより、山以外で使いづらいというデメリットになります。山でしか使わないのであればそれでもいいですが、機能に目を瞑る割には利点が少ない気もします。町でも普段使いでも、抜群に生かせた方が、いい買い物かもしれません。

結局、山で重宝するカメラというのも、普段使いでも便利なものが便利だし、余程の条件でなければ普通のカメラで充分です。

しかしコンデジ。その性能には限界があります。レンズの限界、フラッシュの限界、解像度やシャッター速度、絞りの限界。いい写真を撮るなら、もちろん一眼レフには敵いません。

さて一眼レフですが、昔はここから登山に不向きな要素がどんどん出てきました。ミラー機構のある一眼レフは、重く大きい。なるべく軽装に徹したい登山に於いて、相反する要素が目立ってきます。されど時代はデジタル。ミラーレス一眼の出現と進化で、そうした要素は払拭され、むしろコンデジを選ぶ理由さえ消し去ってしまうほどの、小型化を実現しています。

各社入り乱れて、その競争にも目を見張るものがありますが、私が個人的に気に入ったのは、何と言ってもマイクロフォーサーズでしょう。OLYMPUSとPanasonicがメインですが、ボディの種類が豊富なためレンズメーカーも力を入れていて、交換レンズの種類が圧倒的に多いです。レンズが豊富であれば、登山はもちろん別の用途に特化させることも可能ですし、登山にしてもシチュエーションに最適化できます。コンデジの抱える限界性能もアフターパーツで解決できてしまう、一眼レフならではの汎用性の高さです。

登山でカメラをフル活用するとしたら、どんなシーンが考えられるでしょう。

まず、麓から頂を眺めます。ここで欲しいのは標準系レンズ。続いて、道端の花を撮ります。近接性能如何ですが、絞り値の大きいレンズか、標準-中望遠程度でマクロがあると面白そうです。これは昆虫にも準じますが、動物となると動くので速いシャッター速度が欲しいですね。樹林や山裾、雲の様子などは標準系でいいです。沢があれば、水しぶきを高速シャッターで止めてみたり、ロングシャッターで絹のような流れを撮影したり。大きな滝などあれば、腕の見せ所ですね。段々と標高が上がってくると、麓の景色を撮りたくなります。ここで広角レンズ。麓を撮影できる条件では、通常晴れていますから、明るい高価なレンズは不要。どんどん高さが増してくると、遠くに高山が見えるようになります。ここで大活躍するのが望遠系レンズ。関東の山であれば、晴れていればまず富士山でしょう。しかしこの富士山、意外と遠くて小さいんです。望遠があれば、雪化粧した雄大な富士山の感動をフルスケールで納めることができます。近場の山、遠くの山、色々な山々が出迎える中で、隣接する山もまた魅力的。広角-標準ズームがベストですね。さあ山頂に着きました。記念撮影には三脚がほしいですね。千円程度のミニ三脚で充分です。ここで例えば、富士山をバックにと考えると、関東の山ですと大抵逆光になります。小さくて構わないので、フラッシュがあると顔が影で真っ黒になったりしません。この日中のフラッシュ強制発光を、専門用語で日中シンクロと言いますが、今のカメラなら全て自動制御でやってくれます。さて下山。一般的に山の天気は午後に崩れる傾向が強く、晴れていても雲が多くなるものです。しかし往復の道であっても、登りとは全く違う景色が迎えてくれたりします。夕刻が迫り、壮大な夕焼けが広がるかもしれません。登山では敬遠されがちですが、写真家にとっての夕刻はゴールデンタイム。全てが赤く染まった絶景も期待できます。そして緩やかに日が落ちれば、眼下には壮大な夜景が広がっているかもしれません。絞りを絞り込んで三脚固定、少し長めのシャッターでパンフォーカスで狙うといいでしょう。電車や高速道路などが見えれば、ライトの流れが撮れますね。そして夕闇に包まれれば、星空。山から眺める星空は、都会とは全く違う別世界。テクニックを要しますが、自動追随の赤道義で天の川などは標準レンズでも充分撮れます。長時間解放にして、流星群などを狙うのも楽しそうですね。最後に夜明け。登山ではご来光目的も多く、これも夕日と同様とてもドラマチックです。ご来光の場合は、特に夏ですと下界が雲海に包まれることが多いです。雲海から上る朝日は、ご来光の醍醐味ですね。

長くなりましたが、とにかく普段お目にかかれない抜群の被写体が揃っているのが、山です。しかし相手が多いだけに、一筋縄ではいきませんね。だからこそコンデジでは難しくなりますし、一眼レフの本領発揮でもあります。

早いものですね。最初は速乾シャツもスポーツタイツもありませんでした。適当に買った安売りの靴と、とりあえず買ってみたT字のストック1本。脚力にはスケートで培った自信がありましたけど、全く次元の違う要求で見事に膝が笑いだし。

これがその時のblog記事。
https://kunadonokamiaoi.wordpress.com/2010/09/05/%e9%ab%98%e5%b0%be%e7%b8%a6%e8%b5%b0%e3%81%a7%e3%81%99%e3%82%88/

実はこれ以前に、冬場の高尾山を一度登っています。その際は、自分の体力のなさに愕然としました。その時よりは若干マシではありました。自転車やランニングである程度体力を付けていたから。

それにしても、今思い出してもあの時は本当に大変でしたね。暑さのせいもありますけど、何より下山時の足への負荷。以後、この苦痛とはしばらく付き合うことになります。

時を同じくして、軽快な足裁きをこなす年配のハイカーを多数目にし、年齢や体力の問題でないことを悟ります。即ち、技術。それを追求し、実践するなかで、徐々に体に覚えさせていきました。ある日、それは唐突にやって来ます。

ハイカットシューズを購入し、初めてそれを履いて山に登ったその日。靴紐の結び方のレクチャーを受け、万全の体制で臨んだ塔ノ岳。

塔ノ岳(ヤマレコ)

それまでの靴とは劇的に異なる、トレッキングシューズを初めて履いた山行でした。この塔ノ岳に登る前までに、奥多摩のいくつかの山を制していますが、いずれも足の激痛を抱えての下山でした。原因は全て靴にあり、ストックもサポートタイツもその根本原因を解決するアイテムではありませんでした。

鷹ノ巣山や酉谷山など、今考えれば無謀としか思えないような挑戦。あの靴で(笑) 靴をトレッキングシューズとすることで、登れる山域が一気に広がったのが直ぐわかりました。それ以後の変遷は、ヤマレコの山行記録をご覧になれば、おわかりいただけるでしょう。

ヤマレコ山行記録

アイゼンを付けた雪山登山、ガレ場の急斜面、不安定な岩場など、高次元の自然の障壁が劇的に解消されていくのがわかりました。登山道具の三種の神器、その中でも取り分け靴について強く訴えていた理由が、ここにあります。安価な靴でいくら登山を重ねても、辛く厳しいだけ。最悪取り返しのつかない故障を招きます。靴が優れていれば、世界が大きく広がります。

恐らく登山を始めようとされる方は、まず最初にザックとウェアを考えるかと思います。特に高尾山であれば、靴についてはそれほど深刻に考える方は少ないかと思います。実は、それが大きな盲点です。

登山靴でなければ成し得ないシーンは数多いです。富士山の砂走は、一歩で3m稼げると言われます。この砂の上を滑降できるのは、ハイカットの登山靴だけです。アイゼンを装着するには、しっかりとしたソールの登山靴でなければ無理です。橋のない川を渡ることも多々あり、足首まで水に浸かっても浸水しない構造が必要です。もし最初に買った安靴のままだったら?などと想像したことさえありませんでした。言うまでもなく、無理です。

そういう意味では、トレッキングシューズは一番元の取れるアイテムかもしれません。ザックは容量やシチュエーションで使い分けますし、ウェアもそうですが、登山靴だけは、完全なオールラウンドだからです。

登山4年目を前にして行き着いた悟りが、結局靴である、という素朴な答えでした。我ながら意外な気もしています。


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 岐神葵のぼうけんのしょ。

 岐神葵のブログらしいです。
「事実は小説より希なり」
 架空の人物の閉じた世界のありえない話なんかより、何百倍も面白いリアル体験。そんな人生を目標に、意味不明な挑戦と挫折を繰り返しています。

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涼規じゅん

  • お疲れさまでした~。帰宅して少しうとうとしてました(__*)人の波すごかったぁ…。まだ少しだけ疲れとれないから、また改めてお礼言いまくりたいです!楽しかった~ 1 week ago
  • リプはおちついたらかえしますね(*´ェ`*) 1 week ago

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