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山に最適なカメラですよ

Posted on: 2013年8月25日

凄く難しいです。何を撮るのかで大きく変わりますが、下は携帯電話から上は大判のフィルムカメラまで。プロユーズの話をしても仕方ないので、一般登山で話を進めます。

今は携帯電話内蔵のカメラでさえ、そこそこの性能を持っていますから、必要にして充分でしょう。それでいいなら、それでいいです。でももう少し、いい写真が撮りたいなと思ったら、カメラを持っていきましょう。

コンパクトデジカメというカテゴリーは、今や日本のお家芸とも言うべき品揃え。その中には、アウトドアや文字通り登山に最適な仕様のカメラもあります。防水で耐衝撃、低温でも機能する高性能。光学ズーム内蔵で、一端の一眼レフ並みの写真も撮れます。登山用としては、最適かもしれません。

しかし、ある種の目的に特化したものは、犠牲にされた箇所も散見されます。この登山用カメラの場合、耐衝撃を意識しすぎたのか、コンパクトと呼ぶには少し大きめです。カラビナ付属でデザイン的にもヘビーデューティーですけど、山以外で使うには抵抗があるかもしれません。

汎用性や携帯性を考えると、山に最適であることのメリットより、山以外で使いづらいというデメリットになります。山でしか使わないのであればそれでもいいですが、機能に目を瞑る割には利点が少ない気もします。町でも普段使いでも、抜群に生かせた方が、いい買い物かもしれません。

結局、山で重宝するカメラというのも、普段使いでも便利なものが便利だし、余程の条件でなければ普通のカメラで充分です。

しかしコンデジ。その性能には限界があります。レンズの限界、フラッシュの限界、解像度やシャッター速度、絞りの限界。いい写真を撮るなら、もちろん一眼レフには敵いません。

さて一眼レフですが、昔はここから登山に不向きな要素がどんどん出てきました。ミラー機構のある一眼レフは、重く大きい。なるべく軽装に徹したい登山に於いて、相反する要素が目立ってきます。されど時代はデジタル。ミラーレス一眼の出現と進化で、そうした要素は払拭され、むしろコンデジを選ぶ理由さえ消し去ってしまうほどの、小型化を実現しています。

各社入り乱れて、その競争にも目を見張るものがありますが、私が個人的に気に入ったのは、何と言ってもマイクロフォーサーズでしょう。OLYMPUSとPanasonicがメインですが、ボディの種類が豊富なためレンズメーカーも力を入れていて、交換レンズの種類が圧倒的に多いです。レンズが豊富であれば、登山はもちろん別の用途に特化させることも可能ですし、登山にしてもシチュエーションに最適化できます。コンデジの抱える限界性能もアフターパーツで解決できてしまう、一眼レフならではの汎用性の高さです。

登山でカメラをフル活用するとしたら、どんなシーンが考えられるでしょう。

まず、麓から頂を眺めます。ここで欲しいのは標準系レンズ。続いて、道端の花を撮ります。近接性能如何ですが、絞り値の大きいレンズか、標準-中望遠程度でマクロがあると面白そうです。これは昆虫にも準じますが、動物となると動くので速いシャッター速度が欲しいですね。樹林や山裾、雲の様子などは標準系でいいです。沢があれば、水しぶきを高速シャッターで止めてみたり、ロングシャッターで絹のような流れを撮影したり。大きな滝などあれば、腕の見せ所ですね。段々と標高が上がってくると、麓の景色を撮りたくなります。ここで広角レンズ。麓を撮影できる条件では、通常晴れていますから、明るい高価なレンズは不要。どんどん高さが増してくると、遠くに高山が見えるようになります。ここで大活躍するのが望遠系レンズ。関東の山であれば、晴れていればまず富士山でしょう。しかしこの富士山、意外と遠くて小さいんです。望遠があれば、雪化粧した雄大な富士山の感動をフルスケールで納めることができます。近場の山、遠くの山、色々な山々が出迎える中で、隣接する山もまた魅力的。広角-標準ズームがベストですね。さあ山頂に着きました。記念撮影には三脚がほしいですね。千円程度のミニ三脚で充分です。ここで例えば、富士山をバックにと考えると、関東の山ですと大抵逆光になります。小さくて構わないので、フラッシュがあると顔が影で真っ黒になったりしません。この日中のフラッシュ強制発光を、専門用語で日中シンクロと言いますが、今のカメラなら全て自動制御でやってくれます。さて下山。一般的に山の天気は午後に崩れる傾向が強く、晴れていても雲が多くなるものです。しかし往復の道であっても、登りとは全く違う景色が迎えてくれたりします。夕刻が迫り、壮大な夕焼けが広がるかもしれません。登山では敬遠されがちですが、写真家にとっての夕刻はゴールデンタイム。全てが赤く染まった絶景も期待できます。そして緩やかに日が落ちれば、眼下には壮大な夜景が広がっているかもしれません。絞りを絞り込んで三脚固定、少し長めのシャッターでパンフォーカスで狙うといいでしょう。電車や高速道路などが見えれば、ライトの流れが撮れますね。そして夕闇に包まれれば、星空。山から眺める星空は、都会とは全く違う別世界。テクニックを要しますが、自動追随の赤道義で天の川などは標準レンズでも充分撮れます。長時間解放にして、流星群などを狙うのも楽しそうですね。最後に夜明け。登山ではご来光目的も多く、これも夕日と同様とてもドラマチックです。ご来光の場合は、特に夏ですと下界が雲海に包まれることが多いです。雲海から上る朝日は、ご来光の醍醐味ですね。

長くなりましたが、とにかく普段お目にかかれない抜群の被写体が揃っているのが、山です。しかし相手が多いだけに、一筋縄ではいきませんね。だからこそコンデジでは難しくなりますし、一眼レフの本領発揮でもあります。

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涼規じゅん

  • UPした写真、全部私の使い込んだガラケーからだけど…。スマホになったら写真めっちゃ綺麗だって聞いてるから羨ましいな(;'∀') このご時世にまだもうちょっとガラケー継続の予定です(;^_^A 1 day ago
  • これで東京以外での遠方のお出掛けはしばらくないかなー…。しんどくなったときは動物写真見返して乗り切るのだ…!(;^ω^) 1 day ago

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