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ロシアの珍局?ですよ

Posted on: 2014年6月29日

サイクル24は現在「夏枯れ」と言われる状況で、電離層が物凄くアクティブなんですがアクティブ過ぎて、遠方の局はノイズに埋もれてしまうというか、海外とは交信しづらいのがこの季節。スポラディックE層(通称Eスポ)が強力で、国内通信は驚くほど快適。ハンディの5W程度でも北海道やら沖縄やら、とんでもない遠方と交信できる、11年周期の太陽活動に伴うスペシャルシーズン真っ只中です。今年を逃せば、次は早くとも11年後。太陽活動が停滞するかもな噂が本当になれば、もう生きている間には二度と楽しめないかもしれません。

そんな中で、つい先日21Mでガツンと聞こえてきたロシアの局。コールサインはRI0Fでした。比較的近いのかなと声をかけたら何の苦もなくRS59でコンタクト。ネットで調べてみたら、ありました。

http://www.ri0f.com/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E/?mobile=1

ロシアのクラブ局による、ペディションというか。QTHは、南クリル諸島。日本で言う、北方領土ですね。

案の定、国内では否定的意見が多いです。かの局と交信することは、領有を認めることになると。私はそこまで考えて交信したわけではないですが、別に後悔もしていません。そもそも、ハムなら紛争を問題視するべきではないから。

まあ、気持ちはわかりますが、ここは冷静に。国際法に則って話をしましょう。領有権は、基本的に実効支配が決め手になります。つまり、北方四島は支配しているロシアのものというのが、国際的なルールに基づく見解です。ややこしいのは、太平洋戦争に関する終戦協定。サンフランシスコ平和条約が、この四島の領有権を日本に帰属させていること。そして、かのロシアとは、太平洋戦争に関しては和平条約を未だ結んでいません。共同宣言という、ぬるい締結があるだけで、領有問題の解決は「先送り」してしまったのですね。で、こうした問題があるわけです。

親日家でもあるプーチン大統領は、「引き分け」を提案していましたね。これは大変画期的な提案なんです。そもそもロシアは、北方四島を第二次大戦で勝ち得た自国領土だとずっと認識しています。長らく「領土問題など存在しない」と言い続けてきたんですね。この言葉、最近よく耳にしますね。そう、尖閣諸島。日本は中国に、この台詞を使っています。ロシアが経済発展するなかで、日本との結び付きが重要になり、領土問題も無視できなくなってきました。メドベージェフ氏は強硬路線を貫いていましたが、云わばこれがロシアの常識。ロシア人も住んでるし、町も港も軍隊もある。尖閣諸島なんかより、よっぽどしっかり領土を守っています。だから、国際的にも法的にも、ロシア領と認めざるを得ません。これに異を唱えて「我が国の領土」とか言い続けたら、これも彼の国に似ていますね。韓国が竹島に対して、或いは中国が尖閣諸島に対して使う表現と同じです。決して真似をしてはいけません。

実効支配が決め手となる以上、支配しているなら領有権など触れもせず、淡々と守ればいい。支配できていないなら、諦めるしかない。もし相手に一握の良心や、もしくは互いに利益のある取引条件が成立するなら、それは棚からぼた餅と言うもの。四島を二島ずつとも解釈できるプーチン氏の提案は、歴史的にも驚くべき譲歩案ですし、これは日本にとっても意義のある話かと思っています。

尖閣諸島は支配していますから、アメリカの力を借りてでも守るべきですが、竹島は韓国の日本に対する敵視政策を一切排除できるなら、領有権を放棄してもいいんじゃないでしょうか。韓国は小さい国ですし、かつては日本でもありました。中国やロシアといった大国ではないし、古来から本当の意味での親しい隣国なはずです。竹島の放棄と引き換えに、慰安婦問題を解決出来るなら。譲歩でなく、お互いの未来志向として。

今はロシア領の、南クリルからのCQ。交信も、何ら憚るものはありません。少なくとも、ソ連とは大戦で負けた訳ですし、実効支配しているのですから、何を言っても無駄です。戦争を放棄した日本は、話し合いで領土を得るしかありません。プーチン氏が経済的な結び付きを重視している今、武士らしく引き分けで決着するのは、究極の未来志向だと私は確信しています。

ロシアの局が、北方領土で移動運用したとて、彼らに何の悪意があるでしょう。実効支配とはそういうものです。我が国も毅然とした態度で、尖閣諸島や沖の鳥島で移動運用するべきです。韓国の局が竹島で移動運用したなら、それもまた素直に認めるべきです。それを政治利用だと言うなら、そう言うこともまた政治利用に他なりません。何の問題も挟むことなく、ただ交信すればいいんです。コールサインが何だって別に関係ありません。地球上に色んな境界線があるように錯覚していますが、宇宙から見れば、線なんかどこにもないんですから。

ロシアの珍局。QSLカードも楽しみですが、いずれは日本人が何の問題もなく、移動運用できるようになることを願います。それは、Jでもいいし、Rでもいい。そんなの、大した差ではありません。

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