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悪天候のためスケート三昧ですよ

Posted on: 2014年9月2日

 雨登山を嗜んでもいいのですが、南アルプスともなるとそれはもう、好天を狙う方が断然良い訳で。二度目三度目なら、或いは雨登山に魅力を見出せる山域なら大歓迎なんですが。しかしそれにしても、次は鳳凰三山と決めていますし、かかる費用が無限に算出できるわけでもないですから。

 で、そんな週末は東大和でスケート三昧。屋内のスケートリンクは全天候型なので問題ないです。夏場は通年リンクといえどもかなり氷が溶けるからコンディションとしては良くないんですけどね。それでも、夏の酷暑であっても氷の上を滑走できるのですから、贅沢は言えませんね。

 ジャンプはほとんどやりません、というかアウェイのリンクでは、中央部分をリンク専属のクラブ生が優先的に使っているので、なかなか練習できないんですよね。それでも一般客とて差別はしませんから、間合を縫って練習はできるんですが。あれですね、富士登山で団体さんが渋滞を引き起こす状況と似ています。個人がそこを割って、というのは心情的に厳しいんですよね。クラブの子たちも遊んでいるわけではないので。

 という状況から練習できることは限られるのですが、ステップとスピンが中心です。苦手なキリアンチョクトーとか、左足のターン各種。スピンは左足ワンフットながらアップライトにクロスフット、シットとレイバックな感じ。スピンはジャンプと違い、歳を重ねてもほとんど衰えず、練習すればするほど安定し、磨きがかかります。なので、時間を投資するに最も適した技なんですね。スピンは導入から軸の取り方、エッジの安定、上体の姿勢など、全身を数ミリの精度でコントロールする緻密な技です。慣れると簡単なんですが、慣れるまでが本当に難しい。

 悩んで練習されている大人スケーターは数多いですね。実際のところ、多くの方が軸を出せていません。私も長い間、軸が出たり出なかったりを重ねて、最近になってようやく安定してきましたが、全てのスピンの基本はアップライトスピンなんですよね。アップライトができず、何となく回り始めて、手と足を窄めて回転を速くして回ってしまっている方が本当に多いです。軸が出ていなかったり、エッジが一点をホールドしていなかったりすれば、ドリフトしたり、目が回るほど強い遠心力がかかります。

 よく聞かれる話ですけど、「スピンは目が回らないんですか?」という質問。軸が出ていれば、目が回ることはありません。キャメルスピンなどは頭に血が上ったりしますが、シットだろうがレイバックだろうが、目は回らないんですよね。選手のインタビューで「回るけど立て直す」というコメントもあったりしますが、本当に目が回っていたら簡単には立て直せないはずなんです。選手が目を回すのは、スピンを終えて滑走に移行するタイミングです。急に止めたり大きな遠心力を逃がせなかったりすると、回るんです。だから、高速回転のスピンは演技の最後にしたりするんですけど、これは回転を急に止めて演技を連続させるのが難しいからです。高速スピンが止まって演技が終了した瞬間は、目が回っています。通常、演技の間に入れるスピンは、段々と回転が遅くなる傾向のものがほとんどのはずです。
 つまり、スピンで回っている間は、目が回ることなく安定しているものなんです。軸がしっかり出ているなら。

 目が回らないように練習すればいい、とも言えます。でもそんな練習で軸を安定させようと思っても至難の業。そもそもブレた軸を自力で回復させるのは、無理なんです。例えば、コマ回し。回転が遅くなると軸がブレてきますが、そうなると回転力が低下し、さらに軸がブレます。さらにブレると回転速度はみるみる落ちていき、ブレも収拾がつかなくなり、倒れて止まります。スピンで軸を出すということは、最初にしっかり一本の芯に強い回転力をかける必要がある、ということに他なりません。そのためにはどうしたらいいか?

 簡単です。上体・フリーレッグを伸ばしたスタンスのスピンで、しっかり安定させて回り始める、ということに尽きるんです。クロスフットであれば、アップライトスピンが導入の最初のスピンですね。競技では、最初にシットやキャメルなど、上体やフリーレッグを伸ばした状態のスピンで回転力を作り、それを段階的に窄めていくことで回転速度を速め、回転力を維持していきます。それができるのも、シットやキャメルの段階でしっかり軸ができているからです。軸ができているのなら、一点で安定して回り続けています。後は、その軸に身を任せて、伸ばした部分を窄めていくだけなんです。そうしてしっかりした軸に乗ってさえいれば、目も回らないんですね。

 アップライトスピンは両手を真っ直ぐ横に伸ばして安定させますが、回転力はフリーレッグだけで作り出すほうが安定させやすいです。両手を振り込んで回転力を強くしようとすると、何せ両手の力を釣り合わせないといけない上に、足も合わせないといけませんから、メチャクチャになりやすいんです。シットはその姿勢が出来上がっていれば、修正しやすいスピンですね。これも目が回るどころか、まるで椅子に座っているような安定感をもたらします。レイバックは、天井がグルグル回る視界なんですけど、おへそが引っ張られる感覚で安定します。背筋と柔軟性が必要ですけどね。

 まあ、スピンで目が回っているうちは、軸が出ていないと思ってください。軸が安定してくると、自分がピタッと止まっているのに地球全体が高速回転しているような、奇妙な感覚が出てくるかもしれません(笑)

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