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四度目の富士登山ですよ

Posted on: 2015年9月8日

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登山を始めてもう5年くらいになりますね。目標だった富士登頂はいつしか思い出になり、二度三度と重ねて毎年の行事のようになってきました。自分が登山を始めた原点でもあり、思い入れは格別。幾度か登頂を果たしながら見えてきた、富士山の深い魅力。

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今回登ったのは、現在一般的に使われている4つの登山ルートの中では最も厳しいとされるルート。御殿場口ルートです。そもそもこのルート、明治の頃に作られた比較的新しいルートです。歴史は浅いのですね。中腹部分が広大な砂地になっていて、その間に山小屋を建てることが困難だったためでしょうか。現在、新五号目として開かれている登山口は、かつては二合目でした。

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二合目なのになぜ五合になったか。それは恐らく、富士スバルラインや富士山スカイラインの開通により、五合目からの登山が一般化したためでしょう。富士山の登山口としては五合目でないと、集客が悪化してしまうということですね。苦肉の策で、それまでの二合目を新五合目としたわけです。

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それでも最も厳しいルートであることに変わりはなく、次第に廃れていきます。その変遷は、閉鎖された山小屋の廃屋からも見てとれます。吉田口と富士宮口が賑やかになる傍らで、次第に人が少なくなっていったのでしょうね。

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確かに難易度の高さを考えれば仕方ないことですが、それでも尚愛され続ける登山道に変わりはありません。不人気といいがらも、登山シーズン中にはのべ1万人以上がこのルートを利用します。
ただ多くは、下山のみですね。他のルートから登り、下山でこのルートを使うという新傾向が近年多く見られます。交通機関の発達と同時に、マイカー規制も理由のひとつです。ここ十年来は、マイカー登山が多かったでしょう。そうなると、登山ルートは自ずと往復になります。しかしバス電車であれば、登山口と下山口を変えることが可能になります。往復する必然性がないのです。

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この御殿場口ルートの最大の特徴でもある、下山ルートの「大砂走」は特に人気です。標高差1400mを一気に駆け降りる、他の山では絶対に味わえないダイナミックな下山ルートです。

鈴木ともこ氏の著書「山登りはじめました」で紹介されているルートが、吉田口から登り御殿場口に下山するルートでした。この本で広く知られるようになったのも、間違いないでしょうね。

山登りはじめました _めざせ! 富士山編 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

富士山の4つの登山ルートは、それぞれに特徴があります。
最もメジャーな吉田口ルートは、東日本の玄関口で、関東からのほとんどの登山者がこちらを利用します。富士急行線や中央道でのアクセスに優れ、都心から2時間程度です。山小屋が最も充実している点でも、利用しやすいですね。古くは富士吉田を起点とする富士講で賑わった、歴史のあるルートでもあります。
次にメジャーなのが、富士宮口ルート。こちらは関西方面からの玄関口ですね。標高差が最も少ないルートとしても知られています。
そして私の大好きな、須走口ルート。このルートは樹林帯から始まる変化の豊かなルートで、下山ルートに砂走もあります。富士山の色んな姿を一度に楽しめるルートですが、先の2つのルートと比べて五合目が若干低いため、登山の難易度は少し上がります。富士山に慣れた方向けのルートですね。

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登頂ルートとしてはこの4つに限られますが、実は古くから存在する古道が多数あります。廃れて久しいものもあります。各所の五合目を繋いで富士山を一周するお中道に、頂上の噴火口を一周するお鉢巡り。現在はスバルラインにその座を譲った吉田口の一合目から五合目。吉田口より古いとされる船津口。精進湖から樹海を抜ける精進口。須山浅間神社を起点とする須山口に、平安時代にまで遡り明治の廃仏毀釈によって衰退した村山口。

これらは全て、世界文化遺産に登録されています。信仰の対象としての富士山、その歴史を今に伝える貴重な古道です。

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富士山の楽しみ方は多様ですが、見て楽しむだけでは本当にもったいないですね。頂上を目指さなくとも、古道を巡ったりするのも楽しいです。五合目を目標にすれば、高山病を避けることもできますし、日帰りで手軽な富士登山を積雪期以外いつでも楽しめます。

富士山は、数ある魅力においても日本一ですね。

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コメント / トラックバック2件 to "四度目の富士登山ですよ"

写真きれいですね。
お元気そうで、なによりです。

元気ですよ。Ninjaもお元気そうですね♪

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