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Archive for 6月 2015

老朽化もさることながら、運営コストや環境課題など、近年内に建て替えもしくは改築を検討する時期に来ているようですね。

設立当時の、公営スポーツ施設のモデルスタイルだったのでしょう。ほぼ同じ運営スタイルなのは、江戸川スポーツランドですが、こちらも同じく老朽化が進みつつあります。夏にプールとすることで運営コストを抑えながら採算を確保、という青写真です。これが実際には、切り替えのための工事期間は無収入になる上、数千万単位のコストがかかってしまい、それ程効率がいい訳でもありません。

銀河アリーナでの最大の盲点は、二階にプールを造ったことでしょう。本来なら、プールの底に氷を張れば、スケートリンクになります。他の施設は堅い基礎に直接プールを設けていますが、銀河アリーナは二階なので厄介ですね。底に氷を張ると、膨張してプールの底にひびが入る可能性があります。仮設リンクの構造を採っているのは、プールの底を守るためのポリシーのようですね。

いずれにしても、プールとスケートリンクで併用するビジネスモデルは、かつて遊園地では当たり前でしたが、ことごとく消え去りつつあります。娯楽スタイルの変遷や少子化もあるのでしょうけど。昔は、富士急ハイランドのオールナイトに車数台で乗り込んだりしたものですが、そんな娯楽スタイルも廃れて久しいですね。

近年はスケートリンクの閉鎖も相次ぎました。課題はやはり運営コストでしょう。通年営業の場合、夏の電気代が膨大な額になります。地方のリンクでは、通年営業できる施設でありながら、初夏に営業を休止する所もあります。まさに採算の問題ですね。

そんな中で、千葉のアクアリンクは公営スポーツ施設としては画期的なビジネスモデルでした。ごみ処理施設と隣接し、焼却の余熱利用で電気代を補うエコスタイル。プールと併設ながら、これはあくまで余熱利用に拘った結果です。切り替え工事を必要としない上、夏場の電気代も抑えることができます。

さらに最近は、太陽光発電を取り入れて、積極的にエコスタイルを追及する流れになってきています。こうなると、プールとリンクを切り替えて運営するのはかなりナンセンスな気もしますね。それから新たな流れとしては、カーリングの普及です。テレビの露出が増えて、競技人口も徐々に増えつつあります。しかし多くの地域でスケートリンクの空き時間で練習するという厳しい状況にありました。

今は、国際規格のスケートリンクにカーリングリンクも併設する流れになってきています。採算面では、通常スケートリンクが一面であれば、試合など貸し切りにすると、一般客は利用できませんが、カーリングリンク併設であれば、こちらだけでも一般客を入れることができます。意外と回せるんですね。ホッケーチームは残念ながらテレビ露出が少なく、採算は厳しいと思われますが、カーリング特に女子は近年確実に人気が出ていますから、企業チームの活躍も期待できるかもしれません。5人でチームが組めますから、小さな企業でも何とかなりそうですし、もし世界レベルに近付ければ、莫大な広告効果があるかもしれませんね。

私の考える理想のリンクは?
まず太陽光発電。これはエコ以前に夏場の電気代確保と太陽光による熱を少しでも減らすため。これで、プールと切り替えて運営するという発想から脱却します。可能であれば、プールも併設するのはアリ。これはスケートリンクの排熱利用がコンセプトで、ヒートポンプによる冷暖房の同時利用でさらにコストを抑えます。サブリンクは勿論カーリングリンク。これで貸し切り利用と一般開放の柔軟な運営を可能とします。
トレーニングルームなどは、統合させるメリットがほとんどないので、基本的には考えるべきではないでしょう。トレッドミルやルームバイクに発電機能を持たせられるなら?まあ人力発電もアイデアとして一応書いておきます(笑)

先だって開眼したスピンですが、何だか氷の状態で突然ブレが激しくなるようになってしまいました。何故だろうと悩みながらの埼玉アイスアリーナ。

埼玉アイスアリーナ

出来たばかりの新しいリンクで、通年営業。メインリンクは国際規格でサブリンクがカーリングリンクになっています。新潟の新しいリンクとほぼ同じ規格ですね。屋根には太陽電池で電力を賄うように作られていて、何というかエコですね。

埼玉アイスアリーナのサブリンク

こちらはメインリンク

比較的空いているという話でしたが、昨日はアクアリンクと同じくらいの混み具合でした。リンクの気温がかなり低いですね。融ける事はまずない思いますが、霜がかなり浮いているような感じになります。初めはかなり滑る、走る氷に戸惑いました。

しかしどうにもエッジが安定せず、とにかく一度研ぎ直そうと思いエッジをみたら…!! エッジが一部で反り返っていました\(◎o◎)/!
スピンに入る瞬間、これは決まった!と思ったそのコンマ数秒後に、ズルッとドリフト。うーん、これでは上手く回れる筈もないですね。一気に研ぎ直して再びリンクに。

やっぱり俄然決まる! と安心した矢先に営業終了時間。
コンディションのいいリンクだからこそ気が付いた、エッジの変形。これが他のコンディションの悪いリンクだと、氷面が荒れていてなかなか気がつかないんですよね。わずか0.1~0.2mm程度の反りなんですが、その僅かな刃先の上に乗っているということなんですね。

この反りがどこで付いたのかは? 江戸川の最終日のような気がします。T字ストップで強引にガツッと一度入れた時にゴゴゴッと鈍い音がしたんで、多分その時ですね。普段やらないことなので間違いないでしょう。

さて、埼玉アイスアリーナ。まあとにかく遠いです。千葉より若干近いのですけど、地の利が悪くて却って時間がかかります。高速代も高いですね。電車だと武蔵野線か湘南新宿ラインかな。バスの本数が怪しすぎて電車では行きたくないです。リンク通い用に原付でも欲しい気もしなくないです。登山にも使えますし。


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 岐神葵のぼうけんのしょ。

 岐神葵のブログらしいです。
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 架空の人物の閉じた世界のありえない話なんかより、何百倍も面白いリアル体験。そんな人生を目標に、意味不明な挑戦と挫折を繰り返しています。

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