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私の写真集ができました。限定50部で1部500円です。私と面識があり、ご理解のある方にのみ頒布致します。

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さて、数年間更新を停止していたホームページを、久し振りに更新しました。ヤマレコのインデックス、blogの富士登山関連、新コンテンツのロリィタファッション徒然草がそれぞれ追加されています。既存のコンテンツはほぼそのままです。化石化していますが何卒ご勘弁下さい。一応、大ヒットコンテンツの「制服を買おう!」と「アイススケートの滑り方」も御座います。

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相変わらずでは御座いますが、今後とも変わらずお付き合い頂けますよう、お願い申し上げます。

 好きな小説は、かつて沢山ありましたが、社会に出てからはほとんど読まなくなりました。自分自身が人生を謳歌するようになって、はっきり言って他人の人生が如何に奇特であろうと、全く面白くなくなってしまったのです。歴史の偉人伝や、数奇な人生を繰り広げるそれらの、フィクションか否かに関わらず。日々の事象はニュースを見れば沢山だし、フィクションを超えるリアルな現実がそこにあるし、およそ常人が体験しないような家業もしてきたし、結局、他人の人生というものが全く興味の対象でなくなってしまったのです。その代わり、歴史書や断片でしか知り得ない歴史上の人物には興味をそそられ、そんな断片を追い求めながら人物を掘り起こして、思いを廻らせる事が楽しくて仕方ありません。
 
 色恋沙汰なら自分の体験で充分だし、それこそ他人を借りて語られても面白くもなんともない。バーチャルだろうがリアルだろうが、所詮他人事。活字の羅列に空想を働かせるなら、むしろマクロやミクロの世界の方が、人間のくだらない人生なんかよりも何百倍も面白かったり。宗教や哲学の話を始めれば、人間の心象や思考の小ささに驚かされるし、そんなものを活字や想像の域でどんなに躍らせても、およそ神々の傍若無人振りには及びません。だから、TVドラマもほとんど観ませんね。歴史的なものなら観ますが、恐らく他の人とは観ているところが違うと思います。身分とか社会構造等には興味津々。権威とか、そういうのですね。
 
 面白い人生を求めて、自分の人生そのものを面白おかしく生きてきましたから。それで充分なんでしょうね。他人になれるRPGとか、嫌いではないですが、それもまた、自分の人生に他なりません。
 
 高校時代に、担任についてこう啖呵を切ったことがあります。「所詮先生の教えられる人生なんて、「先生」以外ないでしょ?」進学校だったので誰もが大学を目指していたようですが、私はその担任の「人生」を測っていました。先生が実体験で教えられる進路は、大学に行って教員になる、ということだけ。教え子の例などいくら出されても、借り物に過ぎませんし、それを自分の指導などと豪語するなら、一体どんな指導をしたのかと、勘繰ってしまいます。人の人生を変えるだけの「何か」とは、今なら言葉に出来ますが、それらは借り物でない、「有力な第三者の実体験に基づく「人生」との親密な接触」ですね。その影響を大きく受けるのが、やっぱり肉親。そして、親友。最近は、仕事での繋がりが大分大きくなってきました。そうした人々からは、否応無く影響を受けます。活字にも映像にもならない、多大な影響です。これを表現するのはどんなに優れたクリエイターでも不可能。
 
  小説家が一体どこからそんな人生を持ってきているのか?と考えれば、そのエッセンスは自伝を除き全て「借り物」であることも明白。自伝的なものであれば、真実に肉薄した人生観もありましょう。しかし、今世に多く蔓延っているもののほとんどが、借り物であることを強く認識させられてしまいます。そういう作品には本当に呆れてしまい、それが私の活字離れの最大の理由にもなっています。
 
 アートは素材に過ぎない、という思いが強くあります。そのものの発するメッセージは、受け手自身によっても大きく変わるからです。自分の人生や経験、それに基づく想像やビジョンによっても、大きく変わります。受け手として大した人生経験を持ち合わせている訳ではないものの、少なくとも他人の惚れた腫れたの話なんぞどうでもいいし、どんな成功話も失敗話も所詮は人間の為す範囲に過ぎないものですし。それを逸脱すれば空想の世界に足を踏み入れ、瞬く間に興味を失います。よりリアルに描こうなどと、人間染みた願望が、陳腐な演劇を見せられている思いにさせてしまうのです。
 
 いえ、空想力が働かないとか、ファンタジーを理解しないとかそういうのではなく。そうですねえ、最近味わったアートで特にヤバイと感じたのは、能でした。受け手のイメージにまかせっきりの、あの舞台芸能は凄すぎました。まあ言葉にはなりませんね。スターウォーズどころのものではありませんでした。また、主たるシテが人間でないというところもポイント。凡そくだらない人生観だのを押し付けられるものでなく、在り得ないからこそ恐ろしい。そういうものかと。
 
 リアルな話をすれば、私は幽霊も怪奇現象も怖くありません。幽霊がいると仮定するなら、それは何れも「元人間」です。元人間なら、それは特別な存在でもありませんし、その存在の疑わしさは未だに払拭出来ません。怪奇現象については、科学の知識があれば見切りが付けられます。唯一その存在が怖いと思うのは、宇宙人です。そんなものが地球にいたら、私は相手が何であろうと逃げます。幾光年も離れた星からやってくるというだけでも、人間を超越しています。そんなものが容易く存在しない事は、理性が把握しているので、むしろいたら絶対に、やばいです。だから、宇宙人は怖いです。いるはずがないんですから。

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 岐神葵のぼうけんのしょ。

 岐神葵のブログらしいです。
「事実は小説より希なり」
 架空の人物の閉じた世界のありえない話なんかより、何百倍も面白いリアル体験。そんな人生を目標に、意味不明な挑戦と挫折を繰り返しています。

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