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大室山ですよ

Posted on: 2011年3月6日

 大室山(おおむれやま)は、山梨県南都留郡道志村の、山。標高は1,587m。実はこの山、前々から注目していました。というか、嫌でも目に入る…。

 八王子では、別名「富士隠し山」とも言われます。八王子の南部から眺めると、ちょうど富士山をすっぽり隠す位置に、この山があるから。もちろん富士山を隠すくらいだから、標高もある独立峰…かどうかわかりませんが、姿はなかなかです。

 八王子でそれだけ目立つ山だけに、それはもう富士山を見るたびに眼に飛び込みます。私の住む日野市では、この山は少し低く見えるものの、富士の手前にしっかり位置しています。このブログで紹介している多くの写真に、この山が写っていますね。ちょとさがしてみましょうか。

 これは、先日の高尾山からの富士山ですが、左に写っていますね。これが、大室山です。その右肩にある稜線を登るのですが、そこの頂が加入道山ですね。

 まあこうやって日頃から眼にしているだけに、思い入れは深いです。特に、檜洞丸から犬越路を登った時に、目の前にそびえる大室山には「いつか登りたいなあ」と思っていました。犬越峠から近いといえば近いんですけど、縦走で考えるか1泊しないと檜洞丸からは大変ですね。

 さて朝も適当に8:00頃出発。どうせ車ですし。道志に向かう途中で大混雑。いやーん大幅時間ロス。まあいいか。道志に着いたのは、10:00頃でした。山頂までは3時間のコースタイム。13:00頃着けばいいや。

 登山道に入って早速雪。まあ予測はしていましたけど。この程度ならアイゼンは要らないですが、山頂付近は積雪が予想されますね。
 とはいえ、今日はあったかい…、どころじゃなくて、暑い! 上着は全て脱ぎました。もう春かなあ。何だか道もゆるいし、雪も溶けかかってるような。

 雪を踏み分けながら進んでいくと、やっぱりここにもハンターさん。登山道に迷っていると、こっちだよと教えてくれました。銃に弾を詰めながら「一人?大変だねえ」やさしいハンターさんでした。猟犬を連れていたようですが、どんどん登っていってしまったような。

 

 稜線に出ると、富士山のお出まし。こんにちは、今日もお世話になります。

 途中の崩落にもめげずに突き進んで、稜線の支峰、加入道山に到着。さっきの猟犬がふらふら。早くご主人様のとこに戻りな(笑)

 意外と人がいます。でも皆さんアイゼン付けてませんね。私は崩落地点から怖いので装着。今回は初めて6爪アイゼンにしてみました。でもこれははっきり言って失敗。4爪で充分。6爪は取り外しが面倒だし、木道や木の根をガンガン痛めます。嗚呼、ごめんなさい。と思いつつ。

 アイゼンの使用は本当に迷いますね。迷うくらいならつける、という鉄則を守っていますが、ドロドロの雪解け道とかは正直、汚れるし砂利をかむし根を痛めるし、本当に気が重いです。着けていない人が多いだけに、今回は悩みました。

 前大室を過ぎ、稜線はどんどん標高を上げていきます。富士山もどんどん大きくなる。はるか向こうに南アルプス。綺麗だなあ。
 右手には、あの思い出の檜洞丸が見えてきました。嗚呼、こんなに近いよ! そうそう、檜洞丸から見た大室山は、こういう距離でした。こっちは回りに高い山がないので、それだけ立派に見えるんですよね。丹沢の檜洞丸は、稜線が繋がっているから、まるで壁。といっても、ピークはしっかりしてますけどね。

 

 さてこの辺で13:00。もうだめお腹すいた(笑) 大室山頂はまだですがもう300m程度なので、ここでご飯。ちょっと寒いけど。

 そして昼食後にそそくさと山頂やった~ヽ(^。^)ノ。雪がこんもりしてて、見晴らしはよくないですね。木の隙間から檜洞丸! おー檜さんだ~。登頂の達成感より、この檜さんとのご対面の方が、嬉しかったですね。ちょっと見通しは良くないですが、両方の山に登ってその両方から、頂を眺めたという感動。不思議な感じがしますね。

 眼下には、笹薮を分け入って進んだ犬越峠がある。あの日も風があって寒かったなあ。ここ大室山の山頂もブナ林だし、檜さんとよく似てます。まあ、数kmしか離れてないから当然ですけどね。

 さて、車なのでルートを逆戻り。

 檜さん、また会いましょう! その時までお元気で(*^_^*)

 帰る頃には、ふもと付近の雪はすっかり解けて、ぐちゃぐちゃでした。あったかかったのは幸いですが、寒い分には着込めばいいし、第一体を動かしているので、寒いくらいで丁度良いんですけどね…。いやもう、ぐちゃぐちゃは嫌。

 崩落箇所もあったし、凍結箇所もありました。危険といえばもちろん危険なんですけど、私の経験では特に問題はなかったです。今日も楽しい登山でした(*^_^*)

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 岐神葵のぼうけんのしょ。

 岐神葵のブログらしいです。
「事実は小説より希なり」
 架空の人物の閉じた世界のありえない話なんかより、何百倍も面白いリアル体験。そんな人生を目標に、意味不明な挑戦と挫折を繰り返しています。

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