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連載企画 富士山頂を目指そう!Vol.1ですよ

Posted on: 2013年4月18日

今年、来年と富士登頂が確定し、色々なノウハウを自分含めきちんとまとめておきたいと思い、今回より連載企画と題して書いてみることにしました。

まず第1回は、装備。
登山道具はまず、三種の神器と呼ばれる3つのアイテムから始まります。他は取り合えず後回しで大丈夫。その3つとは、「リュックサック」「登山靴」「雨具」です。2つはともかく雨具?は意外かもしれませんが、これが実は最重要アイテム。なぜなら登山での降雨は夏でさえ、生死に関わるからです。つい最近も、夏のトムラウシの雨の中で、多数の方々が亡くなられました。雨具は必需品なのです。

でも最初なので、靴から始めましょう(爆)

靴といえば、登山靴。トレッキングシューズとも言います。ミドルカットからハイカット、軽いものから頑丈なもの、色々あって迷いますよね。その仕様は細かく分かれていて、単純にキャンプや川遊びなどのアウトドア用から、雪の高山を目指すアルパイン用まであります。それでは、最初に買う靴を迷ってしまいますね。一般的には、「富士山以上に対応する靴」がお勧めです。

もちろん富士山以上にも色々ありますが、日本の夏山であれば、富士山より高い山はなく、3シーズン対応のトレッキングシューズということになります。最低限、森林限界を越えた岩場や、浅い沢の水に浸かっても中が濡れず、ぬかるみや雪渓にも対応できるもの、ですね。これで言うと、概ね価格帯が1万5千円~2万円前後となります。ハイカットの全天候型シューズです。

登山靴では、昔から2つの有名なマテリアルがあります。一つは「ビブラム」。ソールのブランドで、不整地でのグリップは昔から定評があります。日本含め、世界の多くの登山靴メーカーが採用する、一流です。このビブラムソールは、迷った際の目安にはなるかと思います。もちろんそれ以外のソールにも完成度の高いものは沢山ありますが、ソールの張り替えなどのメンテナンスなども考えると、ビブラムの一択で問題ないはずです。

続いて、「ゴアテックス」。これはデュポンが開発した防水透湿のフィルムで、これが靴の生地にサンドイッチされています。蒸発した湿気は通しますが、水は通さないという特殊なフィルムで、水分子が通り抜けられない微細な穴が設けられています。完全防水となり、足首まで水に浸かっても内部に水が染み込みません。にもかかわらず、汗で靴の中が蒸れたりしません。

登山道具では他にも、レインウェアなどでもこの「ゴアテックス」が採用されています。既に特許が切れていて、他のメーカーでもこれに勝る性能の素材が開発されていますが、歴史のあるこの「ゴアテックス」は今も抜群の人気を誇り、現在のアウトドア用品でも主流を占めています。

登山靴選びでは、まずこの「ビブラムソール」と、「ゴアテックス」の防水透湿を基準に選びましょう。間違いのない最初の選択です。

次に、ソールの硬さ。
登山では、非常に固い岩場から、雪上、柔らかい湿地、砂利や砂の斜面、路面の状態が目まぐるしく変化します。柔らかいソールの靴は整地では歩きやすいですが、悪路ではグリップを確保するのが難しくなります。一般的に、硬いソールの方がヘビーユースに対応します。靴の中に手を入れて、爪先部分がどのくらい曲がるかで、ある程度見分けがつきます。アルパイン用など氷河や岩壁を想定するような靴では、驚くほど固く出来ています。そこまで固くなくとも、爪先がしっかりしたものの方が色々な状況に対応できるので、長く使えると思います。

有名どころでは、mont-bellのツオロミーあたりが丁度いいでしょうか。SIRIOだとPF430とか、SCARPAならカイラッシュかな。コスパで考えるとツオロミーでしょうね。私の高山の愛用もツオロミーです。

最後に、靴の中敷き。これが実は靴の快適さを左右する重要アイテム。そもそも爪先も曲がらないほど硬い靴なので、ショックの吸収性が全くありません。クッション性は普通、厚手の靴下を履くことでカバーするのですが(そういう意味でも登山用ソックスも必需品ですが)、ウォーキング用やトレッキング用の中敷きに変えると、足の疲れが激減するほど効果があります。

中敷きも色々あるのでどれがベストとは一概に言えませんが、私が使っているSofsoleのHikeはショック吸収系でなかなかいいです。足裏に完璧にフィットするAdaptもツオロミーで使用中。他、衝撃吸収素材を使ったソルボのウォーキングも良かったですね。

次回は、リュックサック?

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 岐神葵のぼうけんのしょ。

 岐神葵のブログらしいです。
「事実は小説より希なり」
 架空の人物の閉じた世界のありえない話なんかより、何百倍も面白いリアル体験。そんな人生を目標に、意味不明な挑戦と挫折を繰り返しています。

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