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連載企画 富士山頂を目指そう!Vol.6ですよ

Posted on: 2013年4月24日

今回は、ウェアについてです。
登山で悩ましいのは、その環境が目まぐるしく変化することです。夏でも寒く、冬でも暑い、やっかいなものです。この衣類の管理如何で、快適にもなり地獄にもなります。

まず、着るものは基本的にレイヤリングといって、薄手のものを数枚重ね着し、状況に合わせて脱ぎ着することで体温管理をします。夏場の低山でTシャツ1枚、冬の高山だと数枚を重ねます。その為、脱着しやすいフルジップの衣類が多いですね。

下に着るものからお話ししましょう。
ファーストレイヤーは、肌に直接触れるものです。ここは長袖もしくは半袖のTシャツ、あるいは高機能のスポーツインナーなどが最近の登山スタイル。いずれにしても、化学繊維の吸汗速乾を謳った製品が定番。綿のTシャツなどは、汗をかくとなかなか乾かず、山頂で汗冷えの原因になります。

最近の吸汗速乾シャツの性能は、驚くべき性能です。コロンビアのオムニウィック、mont-bellのウィックロンなど、汗をかいてもあっという間に乾いてしまう優れたものが、豊富に出回っています。
この吸汗速乾のシャツは、性能の差こそありますが、安価な製品がユニクロなどでも手に入ります。登山用品で選ぶと、デザインはいいのですが、意外なほど高価です。特に拘りがないのなら、ファストファッションでチョイスしても問題ないと思います。とはいえ、やっぱり登山用のものは性能も素晴らしく、特にmont-bellのウィックロンは真夏の普段着として重宝しています。

登山は有酸素運動でもあり、発汗は避けられません。吸汗速乾のシャツは、もはや欠かせない装備のひとつでしょう。

続いてミッドレイヤー。
シャツと上着の間に着る、いわば中間着です。これは通常、冬場の防寒着という位置付けになるでしょう。ただし夏場でも、高山や強風などで防寒が必要な場合もあり、3000m級の山であれば必需品です。でも行動中は大抵暑いですから、出番は少ないかもしれません。ミッドレイヤーを着ないで2レイヤーとする場合も多々あります。

昔ですとセーターでしょうか。今は、丸めてもかさ張らない、マイクロフリースなどがお勧めです。最近はダウンベストなども流行っていて、これも丸めるととてもコンパクトになります。決め手となるのは、保温性と携帯性の両立でしょうね。体温調節で脱ぎ着するものですから、小さく丸められるものが適しています。同時に、それなりの保温性が求められます。

これらについても、ユニクロなどで入手しやすい製品があります。いわゆる季節商品なので、夏場手に入りにくい点が難点ですね。登山用品店なら、通年販売していますが。

最後にトップレイヤー。
これはシェルとも呼ばれます。レインウェアもこれに含まれます。もう皆さんお分かりだと思いますが、これは悪天候の際や、頂上滞在中などで一番上に着込むものです。

代表的なものがレインウェアですが、他にもウインドブレーカー、雪山などでは防寒用のダウンジャケットなども、これに含んでいいでしょう。これらも脱着性が求められますので、基本はフルジップでしょうね。

とりあえずは、こんな感じで重ね着をするのが登山の一般的な服装ですね。肝心なのは、暑いときに脱げる、寒いときに着込めること。これが、発汗や震えなど余計な体力の消耗を抑え、ひいては死に繋がる局面を回避できる可能性をも高めます。
それから、登山用でなくとも、ランニングウェアやその他のスポーツ用品にも、同等の優れた商品がたくさんあります。ユニクロも捨てたもんじゃありません(笑) 以上を参考に、色々なお店で最適なウェアを探してみてください。それもまた楽しいですよ。

基本的な衣類、3レイヤーの話は以上です。
衣類の類いは他にもスポーツタイツや手袋などありますね。次回は、スポーツタイツかな?

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 岐神葵のぼうけんのしょ。

 岐神葵のブログらしいです。
「事実は小説より希なり」
 架空の人物の閉じた世界のありえない話なんかより、何百倍も面白いリアル体験。そんな人生を目標に、意味不明な挑戦と挫折を繰り返しています。

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