連載企画 富士山頂を目指そう!Vol.10ですよ
Posted 2013年4月28日
on:- In: トレッキング | 富士山頂を目指そう!
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さて記念すべき10回目は、ブレイクタイム。山ご飯のお話です。山ご飯というと、普通はお弁当もしくはコンビニフード?でしょうか。それ以上となると、火を使わなければなりません。それにしても、キャンプのように飯盒や大鍋などはナンセンスですよね。
山の食事は、エネルギー補給としても大切ですし、モチベーションも高まります。多少まずくとも、山頂の絶景を見ながら食べる食事は格別です。景色をおかずに頬張る気分は、なにものにも代え難い、登山の魅力です。
最近は携帯性に優れたガスバーナーがあり、デイバッグでも簡単にお湯を沸かして料理を楽しめます。恐らくこれをお読みの多くの方は、それほど料理は得意でない方が多いでしょう(笑) まずはお湯・バーナーを使ったインスタント食品を主体にご紹介しましょう。
何と言っても最初の王道は、カップラーメンですね。バーナーと水、クッカー(鍋)があれば、いつでもどこでも楽しめます。カップラーメンの欠点は、ゴミが出ること。これは最近ですと、リフィルといってカップのないパック詰めのカップ麺があります。これを別容器で作ったり、あるいはクッカーに直接入れて煮込んでもOK。パッキングすれば驚くほどコンパクトになるのも魅力です。水さえ確保できればすぐ作れますので、非常食として1つだけ多目に携帯しても良いかもしれませんね。
唯一の欠点は、富士山など高山ではぬるいです(笑) 沸騰する温度、沸点が低いので、どうしてもぬるくなってしまうのです。私は正直申し上げると、まずいと心底思いました。これが唯一の欠点でしょうか。とりあえず、最も手軽な定番山ご飯としては、このリフィルのカップ麺がトップ候補ですね。
続いて、同じお湯で作る「インスタントお味噌汁」と「マジックライス」。お味噌汁は、あさげやゆうげなどが有名ですね。私は赤味噌のひるげが大好きです。マジックライスは、お湯を入れると15分で出来上がるご飯。これにプラスして、レトルトの「カレー」でしょう。全てお湯さえあれば作れます。インスタントでなくとも、生卵を持っていけば茹で玉子も目玉焼きも出来ます。生卵は、割れないように持っていけるケースがあるのでその心配もありません。
同じゆでるなら、ソーセージなどもいけますね。私はやったことがないですが。
他には、食パンを持っていって、バーナー用のトースターで焼くのもなかなかイケます。はっきり言ってパンが好きな人なら何も付けなくても美味しいと思いますが、ちょっと物足りないでしょうね。とろけるスライスチーズを挟んでホットサンドとか、試してみたいですね。火が通るかどうかは未知数ですが。意外とイケたのが、ヤマザキのランチパックというサンドイッチを、トースターで焼くという荒業。バターが溶けてたれる欠点はありましたが、挟まれたペーストが溶けてパンに染み込み、これまた格別でした。
トースターはお餅も焼けます。切り餅とのり、醤油を持っていって、焼きたての磯辺巻きなんてのもいいですね。これはお味噌汁とも合いそうです。
その他、パスタもショートパスタなら携帯性もよく、手軽に作れます。これに合わせるなら、粉末のスープがいいですね。パスタのゆで汁で作れるので、お湯も無駄になりません。
ざっと簡単に書いてみましたが、バーナーとクッカーとお湯だけあれば、これだけの食事は簡単に作れるということです。そう考えると、それだけでも山頂に登るのが楽しみになりますよね。暖かい食事は、心も暖まります。
とか言いながら、私も手軽な低山ではコンビニランチが多いです(爆) まあ、山は自由ですよ。家でお弁当を作ったっていいし、山小屋でお世話になってもいいし。でもやっぱり、非常事態の備えという意味も含めて、食事は欠かせません。どうせ食べるなら、美味しい方がいいに決まってます。素晴らしい景色を眺めながら、暖かい食事ができるという贅沢さを、是非一度味わってみて下さい。
でもやっぱり、富士山頂でのカップ麺だけは、お勧めしませんが(笑)
次回は、高尾山の次の山、についてです。
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