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山スカートは何処に?ですよ

Posted on: 2013年4月17日

山ガールブームと共に一世を風靡した山スカート。四角友里さんが火付け役となり、多くのアウトドアブランドから発売されました。それが今は、数える程しか残っていません。

登山雑誌の「山と渓谷」では、前に山スカートの実用性や機能性を検証する特集が組まれました。実際に丹沢表尾根を登り、細かくレポートしていましたね。
実際には、思われている程の不都合はなく、むしろ足さばきがしやすく動きやすい。懸念される捲れ上がりなどもなし。もちろん、下からの視線も結局下にタイツを履いていることから全く心配無用です。では、誰しも気軽に履けるかどうか?というと、そこは自分の体型が結論付けるみたいですね。

確かに、年輩の方々が山スカートというのは、抵抗があるでしょう。でも登山ブームの中核とも言えるのは、中高年。お金と時間にに余裕があって、一番の顧客である方々にはあまり売れません。ここが、尻窄みしてしまった市場の実情があります。

ところが、その山スカートが全滅してしまったかと言うとそうではありません。若い山女子は確かに減りました。ブームの終息によるものです。でも相変わらず、います。ただ、フィールドが代わりましたね。

最初はそれこそ、高尾山程度。その次に御岳山か、頑張っても富士山。で、富士山あたりで、もしくは高尾山程度で満足してしまったんでしょうね。そういうブームのコアな方々は早々に終了。山スカートもそれまでです。でも、丹沢や奥多摩、奥秩父の山々に登り、その楽しさに填まってしまった方々。まだいるんですよね(笑)

友達同士やカップルも珍しくないです。子連れの若奥様なんかも、山スカート。よく見るとそれなりの着こなし。決して安くないブランドで揃えてたり、色使いにも工夫が見てとれます。

元々山用のウェアは、原色使いの派手な色のものと、汚れの目立たない地味な色の二極しかありませんでした。派手な色のものは、レインウェアに顕著です。理由は、遭難時に発見されやすいように。それが、原色を採り入れ易いファッションと言える理由ですけど、その目立ち具合がブームを後押ししていたとも思えます。実際、目立つんですよね。

で、ファッション的にネガティブなのは、地味なボトムやシャツ。そこに山スカートというアイテムは、革命をもたらした画期的なアイテムだった訳です。

それから、男性含めスポーツタイツが登山に広く普及したのも、スカートを定着させた陰の功労者。山スカートとタイツは、切っても切れない組み合わせですね。男性も、短パンにスポーツタイツがカッコよく、汚い長ズボンというネガティブなイメージを完全に消し去りました。そういう意味では、山スカートというより、タイツが謂わば本当の「山ファッションの変化の中核」なのかもですね。

何せ中高年には全然売れなかった山スカートですけど、若い山女子の定着によって、ショートパンツやラップショーツは広い年齢層で見受けられます。山でタイツを履いているのは、間違いなくカッコいい部類です。特に最近、山でもお店でも増えたのは、ショートパンツですね。男女問わず。

そう考えると、山スカートはタイツの普及に貢献したとも思えますし、その機能性と相まって快適な登山を支えているスタイルとも言えるでしょうか。個人的には山スカートは大好きです。カッコいいじゃないですか。

2件のフィードバック to "山スカートは何処に?ですよ"

わたし、ショートパンツに厚手タイツまたはレギンスの組み合わせ、好きです。
長いパンツより足さばきがいいし、動きやすいですよね。

山スカートも同じようにファッショナブルかつ機能的だと思いますよ。
わたしは山ガールじゃないけど、ウェア的にきてみたいです。

最近のアウトドア向けのウェアは、ファッションとしても楽しめますよね。動きやすいから普段着にも最適(*^^*)

山スカートもブームで終わるのはもったいないので、もっと皆に着てほしいし、新しいのもどんどん出してほしいです(>_<)

りおさんなら山ガールファッション、似合うと思いますよ~♪(*^^*)

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 岐神葵のぼうけんのしょ。

 岐神葵のブログらしいです。
「事実は小説より希なり」
 架空の人物の閉じた世界のありえない話なんかより、何百倍も面白いリアル体験。そんな人生を目標に、意味不明な挑戦と挫折を繰り返しています。

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